「いい緊張だった」 前回覇者の柏原明日架 連覇に向け光った“ショートゲーム力” | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 西村優菜 -6 2 柏原明日架 -5 篠原まりあ -5 植竹希望 -5 古江彩佳 -5 6 渋野日向子 -4 大里桃子 -4 8 藤本麻子 -3 鈴木愛 -3 全美貞 -3 順位の続きを見る
柏原明日架、連覇に向けて好発進(撮影:鈴木祥)
<ミヤギテレビ杯 ダンロップ女子オープン 初日◇24日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6591ヤード・パー72>
プロになって初めてディフェンディングチャンピオンとして1番ティに立った柏原明日架。『ディフェンディングチャンピオンの〜』とコールをされる初体験を「背筋が伸びるというか、気合が入りましたし、いい緊張感だった」と重圧ではなく力に変えて、ボギーなしの5バーディで「67」の5アンダー。首位と1打差の2位タイと、今季、初日自己最高の滑り出しで連覇に向けて好発進を決めた。
前半は2番パー4で5メートルを沈めてバーディ先行としたが、その後、4〜5メートルのチャンスを3度モノにできず、1アンダーで折り返す。「前半はまずまずだったと思うんですけど、なかなかパッティングが決まってくれなかった」と振り返ったが、「グリーンとの相性はいい」と話していた通り、後半はグリーン上で魅せた。12番で4メートル、14番で2メートル、17番で3メートル、そして18番は12メートルの超ロングパットをねじ込んで4つのバーディ奪取に成功した。
忘れてはいけないのはボギーフリー。朝から強い風もあってパーオンは18ホール中、6ホール逃したが、グリーン周りからしっかり寄せたり、2メートル前後のパーパットを沈めるなど、ことごとくパーセーブ。ショートゲームで流れを切らさず、前回覇者として、より成長した姿を見せた。
「上位に強い選手がいると思うので、そこについていけるようにして、最終日が終わったら一番上にいられるように、連覇を目指して頑張りたい」。今季賞金ランキング63位と不本意な成績だが、思い出のコースで巻き返しを図る。(文・小高拓)
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