レクシーが味わった“ザ・オリンピッククラブの悲劇” 過去にはホーガン、パーマーも… | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
レクシーに訪れた終盤の悲劇… それでも気丈に振舞った(撮影:GettyImages)
初の日本勢対決、笹生優花と畑岡奈紗のプレーオフで日本中が大いに沸いた全米女子オープン。その裏で大逆転負けで屈したレクシー・トンプソン(米国)にとっては、ベン・ホーガン、アーノルド・パーマー(ともに米国)の“ザ・オリンピッククラブの悲劇”を味わった1人に名前を連ねる残念な結果になってしまった。
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笹生に1打リードの首位で迎えた最終日。トンプソンは1番パー5で、2打目をピン下3メートルのイーグルチャンスにつける(結果はバーディ)など序盤から絶好調ぶりを見せつけた。その後もほぼミスのないプレーで、一時はリードを5打まで広げる。さらにバックナインを迎えた時も4打リードと、このまま独走するのかとさえ思わせた。
そんなトンプソンの最初のミスは11番パー4。花道からのアプローチを大きくショートさせてダブルボギーを叩き、潮目が変わった。前を行くフォン・シャンシャン(中国)が2打差に迫り、そして畑岡が終盤に猛追してきた。
1打リードを守って迎えた17番パー5では、「風が違う方向に吹いた」とミスジャッジ。ここでのティショットを左ラフに打ち込むと、「これまで見たこともないひどいライ」で2打目はフェアウェイに出すだけになった。狂ったリズムは戻らず、3打目もグリーンをショート。さらに花道からパターで寄せたが、これもピンを1メートル以上オーバーすると、パーパットを沈めることができず、逆にバーディを奪った笹生、畑岡に並ばれた。
最終18番パー4ではティショットをフェアウェイに置きながら、セカンドショットをショートさせてバンカーへ。最後は3メートルのパーパットを打ちきれず、プレーオフにさえ加わることができなくなった。「このコースはこういうことが起きるコース…」とぼうぜん自失だった。“こういうこと”というのはおそらく…。
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