“東京五輪圏内”日本勢2番手浮上の可能性も 「ぶっちぎって、差を広げて」稲見萌寧が6打差圧勝 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 稲見萌寧 -15 2 大里桃子 -9 3 古江彩佳 -8 4 福田真未 -7 青木瀬令奈 -7 野澤真央 -7 小祝さくら -7 8 渡邉彩香 -5 9 三ヶ島かな -4 但馬友 -4 順位の続きを見る
2021年に入って12戦5勝 稲見萌寧が次に狙うのは五輪の舞台!(撮影:米山聡明)
<中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 最終日◇23日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6486ヤード・パー72>
前日ツアー記録に並ぶスコア「61」をマーク。後続に5打差をつける11アンダー・単独トップから最終ラウンドをスタートした稲見萌寧が、トータル15アンダーまで伸ばし今季6勝目をつかんだ。「前半は何があるか分からない状態。気は抜かず、差を縮められないように。きょうはボギーを打たずに回り切ろうと思っていました」。その目標通り、ボギーは“ゼロ”。最初あった2位との差は、終了時6打差に広がっていた。
「今回の勝ち方は初めて。ぶっちぎって、さらに差を広げて勝つというのは一つの目標で、それを達成できてよかった。でも競り合いのほうが自分の心が出る。ハラハラドキドキも楽しい」
初優勝を挙げた2019年「センチュリー21レディス」は、2打差の単独トップでスタートしたが、最終ホールにバーディを奪ったことで勝利が確定した。今季の「スタンレーレディス」、「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフ」、「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」はプレーオフを制してのものだった。まさに“ハラハラドキドキ”を乗り越えての勝利が続くなか、ようやく大差をつけての圧勝を実現した。
ゴルフに関しては、自他ともに認める「完璧主義者」。奥嶋誠昭コーチは「いつも不安を抱えているから、練習量もすごい。今週も僕が『もう帰りたい』と思っていても、終わらなかった」と、普段の様子を証言する。今季23試合で6勝。今年に限って言えば12戦で5勝という勝率は、こういう姿勢から成し遂げられている。「もう少しショットを安定させたいですね。全部向上したいですけど」。ゴルフへの欲求は、どれだけタイトルをつかんでも尽きることはない。
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