“規格外ルーキー”がついにプロデビュー! 渋野日向子との再戦待ちわびる【注目ルーキー報告書】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
渋野日向子(左)との再戦希望も胸に佐藤心結がルーキーイヤーに向かう(撮影:GettyImages)
3月3日開幕の「ダイキンオーキッドレディス」で幕を開ける今季の国内女子ツアーで、今年もフレッシュなルーキーたちが本格的にプロゴルファーとしての第一歩を踏み出す。そこで昨年末に行われたQTで上位になり、レギュラーツアーを主戦場に戦う選手を紹介。今回は佐藤心結(みゆ、QTランク11位)。
昨年10月に行われた「スタンレーレディス」は、一人の女子高生アマが台風の目になった。堂々とした立ち振る舞いで優勝争いを繰り広げ、トップスコアで54ホールを駆け抜ける。最後は4人が進んだプレーオフで渋野日向子の前に屈したものの、一躍、佐藤心結の名を世間に広めた試合だ。
そんな18歳は、昨年11月に最終が行われたプロテストを受験し一発合格。さらに同年末に行われたQT最終ステージでも11位になり、レギュラーツアースタートの権利をつかみ取った。ツアー史上8人目となるアマチュア優勝を逃したスタンレーについては、「当時は悔しかったけど、そこで優勝していたら、今の自分より強くなれていないと思っている。難関のプロテストを突破して、QTで上位に入れたのは大きな成長」と今は振り返ることができる。
中学時代は陸上競技の砲丸投げ選手として活躍。この時に鍛えた体も生かし、飛距離は平均250ヤードを誇る。スタンレーでは3日間平均260ヤードを飛ばし、ドライビングディスタンスで出場選手1位に輝いた。
このオフは開幕戦が行われる琉球GC、2戦目の舞台になる土佐CCでの合宿を敢行。リカバリー率を上げることを課題に挙げ、ショートゲーム向上をメインに取り組む。そのうえで、飛んで曲がらないショットを繰り出すスイング作りも継続して行っていくつもり。「ルーキーで開幕戦に出場できるのはとても幸せなこと」と、気持ちはしっかりと3月に向かっている。
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