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延々続いたプレーオフが「素晴らしかった」のは、なぜか?【舩越園子コラム】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

見応え十分な8ホールのプレーオフ(撮影:GettyImages)

トラベラーズ選手権」の最終日は、さまざまな驚きの連続だった。

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後半に入っても首位を走り続けていたバッバ・ワトソン(米国)の姿は、すでに勝利を掴みかけているかのようだった。しかし、14番から5ホール連続でボギーとダブルボギーを喫し、6打も落とした突然の大崩れは、あまりにも悲痛で目を覆いたくなるほどだった。

13番までは3バーディー・ノーボギーと快調だったワトソンだが、大きく左に飛び出した14番のティショット以降はミスを連発し、集中力が途切れ、寄せもパットも狂い、みるみる後退していった。きっと、彼が感じていたプレッシャーは多大だったのだろう。

振り返れば、ワトソンは2010年の今大会で初優勝を挙げ、2015年大会も2018年大会も制して、今回は大会4勝目に迫っていた。とはいえ、その2018年大会優勝以降は、勝利から遠ざかること、すでに3年。不調の原因はメンタル面にあったことを、ワトソン自身が先週の全米オープンの際に明かしていた。

ワトソンは、プレッシャーで心を病んで今春から2か月ほど戦線離脱していたマシュー・ウルフ(米国)に「オレに会いに来い」とメールを送り、「オレもビジネスで大きな売買をして大損して、プレッシャーで体重が10キロも20キロも減ってしまったんだ」と自身の苦悩を明かして、ウルフを激励したそうだ。

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