「くやしさ」吐き出しカムバック 「気持ちを忘れない」ため仲宗根澄香が書きなぐる“すっきりノート” | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 服部真夕 -6 2 リ・ハナ -5 3 西木裕紀子 -2 4 表純子 0 仲宗根澄香 0 6 小林由枝 +1 佐久間綾女 +1 澁澤莉絵留 +1 保坂真由 +1 10 佐藤絵美 +2 順位の続きを見る
仲宗根澄香、ナイスカムバックの裏に“すっきりノート”(撮影:福田文平)
<Sky レディースABC杯 3日目◇1日◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県) ◇ 6590ヤード・パー72>
初日4位タイと好発進したものの、2日目に「76」を叩き16位タイまで後退した仲宗根澄香。その夜、高校を卒業してから続けているというゴルフノートに、“モヤモヤ”した気持ちを書きなぐって、3日目のラウンドに臨んだ。すると、強い風が断続的に吹く難コンディションのなか「70」をマーク。トータルイーブンパーで、順位も4位タイまで戻した。
「しっかり伸ばして、3、4打差にできれば可能性はある」という気持ちでスタート。すると幸先よく1番でバーディを奪った。だが3番でボギーを叩いた後、前半はパーを並べる展開に。それでもここから、歯を食いしばった。後半開始直後に2連続バーディを奪うと、14、15番はボギーとしたが、上がり3ホールで2つ伸ばしてホールアウト。「必死にプレーして伸ばすことができた」という気持ちがあらわれたプレーを続けた。
ディフェンディングチャンピオン、そして大会を特別協賛するSky所属のホステスプロとして、レギュラーツアー出場をやめてまで出場した。それだけに前日のプレーが「くやしかった」。そこでその夜、いつものようにノートを取り出し、ペンを走らせ始めた。「反省点やミス、その時に感じたことや、気持ちを全部書き出しています。すっきりするためのノート。どうしたらいいかも書いて、それを翌朝見返してコースに向かいます」。親にも見せたことがないというそれは、今ではキャンパスノート15冊以上になって蓄積されている。
そのメリットについて仲宗根は、こう話す。「つらいことやうれしいことがあっても、それを思い出せないことや、美化してしまうこともある。その時の気持ちを忘れないように」。プロテストに合格した日。初めてステップで優勝した日。そういうことを見返して、初心に戻ることもできる。
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