クラブの進化に合わせて“トレードマーク”のフットワークを封印 復活を期すベテラン武藤俊憲 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
44歳・武藤俊憲は一念発起 新スイングで復活を期す(撮影:上山敬太)
<東建ホームメイトカップ 事前情報◇29日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7062ヤード・パー71>
国内男子ツアー通算7勝で44歳の武藤俊憲。昨季は賞金ランキング109位で14年間守った賞金シードから陥落した。今季は2019年「パナソニックオープン」優勝の複数年シードで出場。自身の“トレードマーク”を封印して復活を期す。
ツアーに参戦するようになった2005年以降、キャリアワーストのシーズンを振り返ると「単純に練習不足。結果が出ていないってことは、練習が足りないってことですよ」。加齢のせいにはしない。復活に向けて、ただ練習量を増やしたワケでもない。「体の使い方とかクラブのこととか研究して、スイングを変えました。いい感じになってきています」とこのオフはスイング改造に着手。大きな変化は足の使い方だ。
武藤といえばダウンスイングからフォロースルーにかけて右足を左足に送って、大きく左サイドにウェートシフトする躍動感のあるスイングがトレードマークだったが、「左サイドへのシフトを抑えました。自分の中ではベタ足に近い感覚です。最初の1〜2カ月は気持ち悪かったし、アイアンも飛ばなかった。今はいい感じになってきました」。国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」の練習日では、新スイングもしっくり来ていた。
最近のクラブは慣性モーメントが大きくなり、直進安定性が高いヘッドが主流。「左にウェートシフトをすると、ボールのコントロールが効かないからやめようってなりました。基本的にクラブの進化に合わせています」と、44歳にして新しいスイングに変えた理由を話す。
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