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なぜアマチュアは、ドライバーの『カチャカチャ』を使わなくなるのか?【ギア豆知識】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

シャフトを回して「LOWER」を矢印に合わせるとロフトが立つ(撮影:米山聡明)

かつてクラブを組む際は、接着剤を用いてヘッドにシャフトを装着するのが一般的で、基本的に、シャフト交換をした後で細かな調整をすることはできなかった。しかし、[マキロイは、カチャカチャを使って最適弾道で効率的に飛ばす!【連続写真】]()

メーカーなどによって細かな違いはあるが、『カチャカチャ』が搭載されたドライバーは、シャフトにつけられたスリーブの向きを変えるだけで「ロフト角」、「ライ角」、「フェースアングル」といった要素を調整することができる。それまで、いちいちシャフトを脱着しなければできなかったクラブの微調整がレンチひとつでできるようになったのはゴルファーにとって大きなメリットだろう。

トッププロのドライバーを見ていくと、カチャカチャによる調整がきっちり利用されていることが分かる。たとえば、[ローリー・マキロイ]()(北アイルランド)は、スリーブの「LOWER」の方向に回し、ロフトを立てる調整をしている。

誤解している方がいるかもしれないが、カチャカチャを使った調整では、ピンポイントにロフトだけを変えるといった調整はできず、複合的にいくつかの要素が変化する。マキロイの「LOWER」にする調整では、ロフトを立てるとともに、フェースアングルが「オープン」に、ライ角が「フラット」に変化するのだ。

米国男子ツアーのプロたちは、こういった特性を理解した上で、思い切り叩いても、引っかけない調整をしているプロが多い。性能的な問題だけでなく、そもそも本人が「構えやすい」と感じる顔に調整している可能性もあるだろう。何にせよ、カチャカチャは特性を理解した上で利用すれば、より使い勝手の良いクラブを手にすることができるわけだ。

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