芝の朝露で書いた『世界一』 中西直人がZOZO出場権をゲットしたワケ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 S・ノリス -19 2 池田勇太 -15 3 高山忠洋 -11 T・クロンパ -11 木下稜介 -11 6 石坂友宏 -10 7 稲森佑貴 -9 T・ペク -9 金谷拓実 -9 清水大成 -9 順位の続きを見る
世界一に向けて! 中西直人、次週は米ツアーZOZOへ(撮影:佐々木啓)
<日本オープン 最終日◇17日◇琵琶湖カントリー倶楽部 琵琶湖・三上コース(滋賀県)◇6986ヤード・パー71>
「賞金シードで65人中64番目の男。ふつうなら、あり得ないですよね」。その“あり得ない”を叶えてみせた。来週日本で行われる米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」に、推薦枠で出場が決まった中西直人。ツアー未勝利、2019年にはじめて賞金シードを獲った中西がこの切符をつかんだワケは、コースでの様子をみればすぐにわかる。
「日本オープン」最終日は、トータル7アンダーと上位で終えたとはいえ、優勝争いには絡まない位置。にも関わらず、プレーを終えた中西の周りにはサイン待ちのファンがひっきりなしに集まってきた。
大阪出身の33歳、人気の理由は関西仕込みの“おちゃらけキャラ”だけじゃない。ティオフ前は、必ずといっていいほど客席に向かってワンアクション。写真もサインも、求められる“プラスアルファ”のサービスをつけてお返しする。YouTubeやインスタグラムをフル活用して情報発信、オリジナルのアパレルブランドも立ち上げて、そちらも完売続出だ。
「選手のインサイドロープの気持ちを伝えていくのがボクの役目。じゃないと、プロを目指したいっていう子どもたちが増えないと思うんです」。自分が小さい頃も、ロープの向こうで活躍するプロに憧れた。小学生のとき、コーチに言われてゴルフ場の朝露をスポイトで採った。それを墨汁に混ぜて書いた目標は、『世界一』。
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