渋野日向子がヘッドカバーに込めた“亡き恩人”への思い 「自分は一人じゃない」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 渋野日向子 -10 2 木村彩子 -10 ペ・ソンウ -10 佐藤心結 -10 5 西村優菜 -9 西郷真央 -9 7 山下美夢有 -8 8 大里桃子 -7 高橋彩華 -7 稲見萌寧 -7 順位の続きを見る
胸の「R」がチャームポイント アレすけに込められた思い(撮影:村上航)
<スタンレーレディス 最終日◇10日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6592ヤード・パー72>
渋野日向子のキャディバックを見ると、前所属先で現在スポンサーを務めるRSK山陽放送のマスコットキャラクター「アレすけ」が顔をのぞかせる。少し“ゆる〜い”表情ながら存在感バツグンのこれは、7番ウッドのヘッドカバーとして使用されている。
ルーキーシーズンではバッグに彩りを添えていた「アレすけ」。今年初戦となった3月の「ダイキンオーキッドレディス」では“未投入”だったが、シーズン途中から再びバッグに入り、今では渋野のトレードマークの一つともいえる存在に。実はこれには、渋野の恩人への思いが込められていた。
「今年、アメリカへ行っている時に、母からRSKの桑田社長が亡くなったという連絡を受けました。その時、すごく自分に腹が立って。高校の時から応援してくれてたのに、なんで自分はこんなに情けないんだろうって。自分にムカついた日でもありました」
今年4月9日、RSK山陽放送で社長を務めていた桑田茂氏が68歳で死去した。この時渋野は米国転戦中で、メジャー大会の「ANAインスピレーション」で予選落ちした後でもあった。今年から取り組む新スイングを模索するなかで人知れず悩んでいた時期。そんなタイミングで訪れた突然の別れだった。会見でそのことについて語った時も、何度も言葉をつまらせていた。
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