宮崎名産・地鶏封印も効果アリ!? 古江彩佳は“クセのある”最終戦でなぜ強い? | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 古江彩佳 -8 2 全美貞 -5 3 野澤真央 -4 高橋彩華 -4 5 上田桃子 -3 堀琴音 -3 三ヶ島かな -3 金澤志奈 -3 9 藤田さいき -2 テレサ・ルー -2 順位の続きを見る
チキンはノーサンキュー! 古江彩佳が強気なパットで難コース制圧(撮影:村上航)
<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 初日◇25日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6543ヤード・パー72>
逆転で賞金女王となるには単独2位以上が最低条件というなか、9バーディ・1ボギーのコースレコードタイ「64」で、8アンダー・単独首位スタートを決めた古江彩佳。今大会は2度出場して両方とも2位タイと好成績を収めている。コーライ芝のグリーン、強い風、グリーンを外せばティフトン渦巻くラフ…。そんなクセの強い大会で、なぜ強さを発揮することができるのか。
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まずはマネジメント。今大会のグリーンは硬く速い。さらに受けているホールも多いところでは、奥につければかなり難易度が上がる。外せばそれ以上だ。古江は徹底して手前から攻めて、大けがを防いでいる。その狙いは左ラフに入れてしまった1番の2打目からピタリとはまった。
「本来であれば126ヤードは50度のウェッジでは届きません。でも、ラフとフォローの風を計算して、エッジに落とそうと思って。グリーンには行ってほしくなかった」。狙いすましたショットでエッジに落ちた球はグリーンを転がり、16ヤード先に切られたピンそば30センチにつけてお先にバーディ。ランの計算が立つ正確無比なショット、完璧なマネジメントが両立しているから、保険を掛けつつ攻めていけるのだ。
さらに、ピンに絡まなかったところでもパッティングは冴えわたった。「パターが入るかは運しだい」というコーライ芝でも、5メートル以上のバーディパットを3度も決めている。心がけているのは「芯で打つ」ことと、強気でいくこと。「芯で打つことによってヨレは少なくなると思う」。さらにはこんなゲン担ぎも。「大会期間中は鳥を食べません。英語でチキン(臆病者)なので」と地鶏の名産地・宮崎でもチキンはNG。弱気の虫を取り除くゲン担ぎも、強気のパットに影響していそうだ。
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