特別大会は超難コンディション “極寒の甲子園”で高校生たちが得たものは?【全国高校ゴルフ選手権特別大会】(No.164606) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報
“極寒の甲子園”で戦った高校生たち 充実の笑顔で大会を彩った(撮影:福田文平)
<ゴルフパートナーPresents 全国高等学校・中学校ゴルフ選手権特別大会 最終日◇18日◇COCOPA RESORT CLUB 三重白山GC(中学)・白山ヴィレッジGC(高校)>
別名“緑の甲子園”と呼ばれる「全国高等学校ゴルフ選手権大会」。例年8月に開催されている高校生による頂上決戦だが、今年は新型コロナウイルスの影響で無念の中止。その“特別大会”が12月17日より2日間の日程で行われたが、超難コンディションに選手たちは苦しめられた。
17日が最低気温1.9度、18日は3.1度と今年最大の寒気に加えて、強風により体感気温はさらに下がった。例年通りであればアンダーパーが出る大会も、オーバーパーが続出。その中でも最終日に伸ばした日本ウェルネス高校(男子・茨城県)がトータル13オーバー、埼玉栄高校(女子・埼玉県)がトータル15オーバーで栄冠を勝ち取った。
昨年の優勝スコアが男子でトータル17アンダー、女子がトータル18アンダーだったことを考えると、難易度の違いは歴然だ。舞台となったCOCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジGCの総支配人である東本裕治氏は、「過去に(全国高等学校ゴルフ選手権を)開催した際と違うのは、風の向きですね。強さも5メートル以上吹くので、気象条件が厳しい」と、時季的な要素も難しさを際立てたと話す。
さらに、従来の4人中3人のスコアで競う形式ではなく、今回は一日3人が出場し、そのスコアすべてが反映される形に変更。日本高等学校・中学校ゴルフ連盟理事長の井上尚彦氏は、「チームのことを考えてプレーできるか。コースを見た中で、『グリーンは必ず真ん中を狙おう』と考えられるか。チームとしての違いはありましたね」と、個々のマネジメントだけでなく、“チームマネジメント”が勝負のカギを握ったと話した。
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