八村塁が今季初めてベンチ入り!出場はお預けも、指揮官は「新たなステップ」<DUNKSHOOT>

開幕から欠場を続けてきた八村だが、23日のニックス戦で今季初めてベンチ入りを果たした。(C)Getty Images
ワシントン・ウィザーズの八村塁が復帰に向けて前進を続けている。

現地時間12月23日(日本時間24日、日付は以下同)、ロード6連戦の最終戦に臨んだウィザーズは、ニューヨーク・ニックス相手に124−117で勝利。エースのブラッドリー・ビールを安全衛生プロトコルで欠きながらも、接戦を制して2連勝を飾った。

そしてこの試合、ウィザーズのベンチには八村の姿があった。10月の開幕前から「個人的な事情」でチームを離れていた背番号8だったが、徐々に練習の強度を上げていき、12月に入るとチームに帯同。ニックス戦では指揮官が明言していた通りコートに立つことはなかったものの、今季初めてユニフォームを着てベンチ入りを果たした。

ウィザーズのウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチは試合前、八村について「(復帰が)近づいてきた」と言及。「まだ具体的な復帰日は決まっていないが、(今日のベンチ入りは)新たなステップだ」と語った。
これまでも私服姿でベンチから試合を観戦する様子はたびたび見られていた八村だが、この日は試合前のウォームアップにも他の選手とともに参加。ゲームの緊迫感を肌で感じ、指揮官の言う通り「新たなステップ」となったことは間違いない。

現在17勝15敗のウィザーズは年内残り3試合。26日にホームでフィラデルフィア・76ers、28日に敵地でマイアミ・ヒートと対戦した後は、30日のクリーブランド・キャバリアーズ戦から年明け5日までホーム4連戦が組まれている。

八村についてこれまでチームは慎重な姿勢を貫いてきたが、ベンチ入りを果たしたことは復帰への最終段階と見ていいだろう。日本の至宝がコートで躍動する日を、楽しみに待ちたいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

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