【卓球技術】ペンホルダー必見!裏面の横下回転チキータの3つのポイント
2021.11.11 文:加藤拓也コーチのYouTube KATO卓ちゃんねるより
ペンホルダーならではの技術として裏面の横回転チキータというものがあります。
「これができると試合が変わる!脱中級者講座」の第11回では、裏面の横回転チキータのコツを、加藤コーチの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。
【加藤拓也(かとう たくや)】京都府・洛東高等学校から京都産業大学を経て、現在は天王山卓球スクール北山店でコーチを務め、子どもから大人までを幅広く指導する。戦型は右利きの中国式ペンホルダーでフォア表ソフト、バック裏ソフト。中学生から卓球を始めながら、全国大会出場経験も持つ。自身の個人チャンネルであるKATO卓ちゃんねるでは、中ペン、表ソフトの技術をメインに練習や試合の動画を多く配信している。(写真提供:本人)このページの目次
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裏面の横下回転チキータ
加藤拓也(以下、加藤):今回お伝えしていく技術は、ペンホルダーの裏面の横下回転チキータです。
今回解説する横下回転チキータは、シェークの台上ドライブのような上回転のチキータとは異なり、相手が当てたらポトッと落としてしまうようなペン独特の嫌らしいボールになります。
## 裏面の横下回転チキータのポイント
加藤:ここからは、裏面の横下回転チキータのポイントを解説していきたいと思います。
1.ボールとの当たり方
加藤:裏面の横下回転チキータをする上で大事にしたいポイントの1つ目は、ボールとの当たり方です。
ボールの横下を捉えます。
横に当てようとするとどうしてもボールの上の方を当ててしまって、相手からすると取りやすいボールになってしまいます。なので、ボールの横下を捉えることを意識しましょう。
その時のラケットの動きですが、上に振り上げすぎるとボールがオーバーして回転が掛かりにくくなってしまうので、前に振り抜いてあげることイメージを持つと回転が掛けやすくなります。
2.体のやや右側でインパクト
加藤:2つ目のポイントとしては、体のやや右側で打つということです。
右側でインパクトをすることのメリットは、肩を使いやすいという点です。
もちろん正面から入っても手首を使って回転を掛けることは可能ですし、上回転の強いボールを打つ時はそのようにしてもらっても良いのですが、横回転の嫌らしいボールを打つ時は、体の右側で肩を使ったスイングをすることで質の高いボールを出しやすくなります。
3.最後に肘を前に飛ばす
加藤:2つ目のポイントとしては、肘を前に飛ばすということです。
感覚的な話になってしまうのですが、チキータを手先で打とうとする人が多いです。最後に手首を使うことは間違いではないのですが、イメージとしては、形を作って肘を前に飛ばすと意識を持つと良いです。なので、ラケットの先端は自分で動かすのではなくて、肘を前に飛ばした時に手首が自然にひっくり返るというイメージを持ってもらうと良いです。
体を使う順番ですが、肩、肘、手首の順番で打つことを意識すると質の高いボールを打ちやすくなります。
実際の練習動画3:51~
## 練習の注意点
加藤:普段のバックハンドや台上ドライブとは体の使い方やドライブの感覚が違うということに注意しましょう。速いボールを出すことよりも遅くても嫌らしいボールを出すことを大事にしていただきたいです。
加藤:今回紹介したペンの裏面の横回転チキータを使ってもらうことで、シェークにはない独特なボールを打つことができます。
このチキータは体の右側で打つので、フォア前やミドル前のサーブにも効果を発揮することができます。
また、このチキータだけでなく通常の上回転ドライブもさらに効果的になるので、是非一度お試しください。
動画はこちら 【卓球】裏面横回転チキータ!シェークと全く違うボールの作り方
## KATO卓ちゃんねる
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