AIが子どもたちを導く!? 運動能力を解析し、適性競技を診断

「子どもにどんなスポーツをさせたら良いのか?」と悩む親は多いはず。そういった悩みに寄り添う「DigSports(ディグスポーツ)」というシステムが存在する。

このディグスポーツは、光学センサーを用いたスポーツ動作測定システムだ。子どもの運動能力の特徴を探り、どんなスポーツに適性があるのかをAIが導き出す。

動画引用元:isidinnolab

対象となる子どもは、文部科学省が行っている新体力テストの中から、6項目(立ち幅跳び、50メートル走、ボール投げ、立ち幅跳び、垂直跳び、持久走)にチャレンジ。身体測定や立ち幅跳びのデータを基に“推進力”が測定できるため、その場で足踏みをするだけで50m走の記録を推定できる。

そして、測定結果から運動能力の特徴を解析し、野球やサッカー、バスケットボールなど、約80競技の中からAIが適性のある競技を提案する。また、測定にはスポーツを楽しめるような仕組みも施されており、子どもがスポーツ好きになるきっかけともなり得るのだ。

あくまで適性診断であり、最終的に競技を選ぶのは子どもか親である。ただ、AIに導かれた子どもたちが、その競技のトッププレーヤーとして、スポーツ界を牽引する未来も近づいているのかもしれない。

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