殿堂入り尾崎直道&塩谷育代の足跡を振り返る 「我がゴルフ人生を精一杯生きた!」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
日米ツアーで活躍を続けた“ジョー尾崎”らが殿堂入りを果たした(撮影:GettyImages)
1日(火)、都内ホテルで「第9回 日本プロゴルフ殿堂入り顕彰者記者発表」が行われた。主に1973年以降に功績を残した選手が受章する『プレーヤー部門』では、男子の尾崎直道、女子の塩谷育代が選出。全盛期にはそれぞれのツアーで頂点に立ったこともある2人の栄光のキャリアを振り返る。
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尾崎3兄弟の末弟として徳島県で生まれた直道は、現在65歳。2人の兄・将司、健夫を追って千葉日大一高から1977年にプロ入りした。そこから7年後の84年「静岡オープン」で初優勝を挙げると、ここから才能が一気に開花。91年には初の賞金王に輝いた。
93年からは米ツアーにも挑戦。優勝こそなかったものの、8年間シード権を確保した。また99年には「日本プロ」、「日本オープン」を制し、日本タイトル4冠も達成。この年には2度目の賞金王タイトルも手にしている。そこから米シニアツアーに出場し、現在は国内シニアツアーでプレーを続ける。ジャンボ(将司)、ジェット(健夫)とともにジョーの愛称で知られており、日本シリーズ3勝、日本オープン2勝など通算32勝で永久シード入りも果たしている。
今回の殿堂入りを受け、「私の座右の銘に『継続は修行なり』という言葉があります。ゴルフに向き合い、ひたすら努力を重ね、どんな困難な道でも乗り越えていく思いで頑張ってきました。日米ツアーを戦ったことは、大変な日々でまさに修行でした。我がゴルフ人生を精一杯生きてきた!と悔いなく思っております」などコメントを発表した。
一方の塩谷は、愛知県出身の59歳。中学時代を陸上選手として過ごしたが、樋口久子が陸上出身と知ったことがきっかけでプロゴルファーを目指すことになる。桜台高卒業後は名古屋市内の練習場に所属し、82年のプロテストに合格した。この日、会見に出席した小林浩美日本ゴルフ殿堂副理事長が「当時では珍しく、トレーニングに取り組みながら試合を戦っていた」と話したように、85年から東海大の田中誠一教授の指導のもと科学的トレーニングを取り入れ、先駆者となった。
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