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「1月に再出発する予定だ」元世界5位のツォンガが故障を乗り越え来シーズン復帰を目指す<SMASH>

ナイスガイとして知られるツォンガ。来季はあの躍動的なプレーが再び見られるか。(C)Getty Images
 度重なるケガで長期の戦線離脱を強いられている男子テニスのジョー・ウィルフリード・ツォンガ(フランス/世界ランク257位)が、母国の日刊スポーツ新聞『レキップ』のインタビューに応じ、復帰へ向けての意気込みを語った。

 2008年の全豪オープンで準優勝を収めた36歳のツォンガは、ツアーでも通算18勝をマークしている。世界ランキングでも5位に上り詰め、キャリアを通して輝かしい功績を残してきたが、2020年の全豪に出場して以降は背中の負傷で長らく実戦から遠ざかっていた。

 今シーズンに入ってからようやく復帰を果たし、2月のマルセイユ・オープン1回戦では約1年4か月ぶりとなる公式戦での勝利を挙げたツォンガ。ところが、7月のウインブルドンで初戦敗退を喫してからはふくらはぎの負傷により再びツアーを離れており、苦しい時期が続いている。

 苦境に立たされる中でも彼は「僕の目標は2022年にツアーに戻ってくることだ。今、自分は最高のレベルに戻ろうと努力していて、1月に再出発する予定だ」と再起を図っているようだ。
  また、現在ツォンガはテニス・オーストラリアとの協定により、来年1月の全豪オープンにFFT(フランステニス連盟)から付与されるワイルドカード(主催者推薦)での出場を目指しているという。

 インタビューの最後には「今は全豪オープンのワイルドカードを申請して、その返事を待っているところだ」と現状を明かした上で、「全豪でなくても、他の場所で復帰することになるだろう。いずれにしても、コートに戻ってこられるように頑張りたいと思う」とカムバックへの意欲を示した。

 同郷のガエル・モンフィス(21位)、リシャ—ル・ガスケ(87位)、ジル・シモン(124位)と共に、ファンの間では「フランス四銃士」とも称されているツォンガ。ぜひとも全豪のコートでその雄姿を見せてもらいたいものだ。

文●中村光佑

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