マキロイが“スノーモービルの溝”を持ったナイキの新シューズを投入
マキロイが新シューズ『Nike Lunar Control Vapor』を投入
9月上旬に開催されたプレーオフシリーズ第2戦「ドイツバンク選手権」で逆転優勝し、最終戦の「ツアー選手権」でも優勝。2016年シーズンのフェデックスカップのポイントレースで大逆転で年間王者となったローリー・マキロイ。
同時期に、新構造の固定式アウトソールNIKE AIT(Articulated Integrated Traction ※アーティキュレーテッド・インテグレーテッド・トラクション)を採用した[WGC-HSBCチャンピオンズ]() 2017」では新シューズを着用してプレーしている。
マキロイはドライビングレンジで初めて試履し、ハーフラウンドで厳しい傾斜やバンカーなど悪条件のライからボールを打ち、シューズの性能を徹底的に検証。「覚えている限り、僕はつねに“スパイクのついたシューズ”でゴルフをしており、2年前までそのスパイクは金属製だった。だがこの革新的なソールを搭載したシューズは地面を蹴り出せる優れた安定感があり、さらにティショットでも満足ができる飛距離が出せた。このモデルは、つねに現状に満足せず進化を求めるナイキだからこそ開発できた、新次元のゴルフシューズだと思うよ」とコメントしている。
マキロイに初めてスパイクレスシューズを履かせることができた要因は、スノーモービルのトレッド(キャタピラー部分)からヒントを得て開発した新ソール。今年7月に発表
した『[こちらの記事を参照]())』から採用していたもので、ソールのカカト部と前足部を独立した構造にすることで、スイング時の動きに合わせて体がよりスムーズに回転するように設計されている。
またTPU(ゴムのようなしなやかな弾力性と硬質プラスチックのような強靭さを合わせ持つ高分子化合物)を採用した“歯の様なしっかりとしたソールの凹凸”が接地面積を増やし、スイング時に重心がカカトからツマ先にシフトする際に高いグリップ力を発揮するという。
ナイキ ゴルフ フットウエアVPのジェントリー・ハンフリー氏は「最初からこのソールは、アスリートたちが最高水準のパフォーマンスを実現できることを目標として開発を進めました。NIKE AITは、どんなライでも最高のグリップ力をもたらし、ソールにかかる圧力を分散させるので、足裏全体で地面を感じることができるのです。さらに、アウトソールに交換式スパイクをねじ込む部分を付ける必要がないので、ミッドソールに衝撃吸収材を増やすことができるので、今までにない高いクッショニング性能をもたらすことができたのです。バンカーで必要なグリップ力と、グリーンを傷めない優しさの両方を併せ持ったゴルフシューズです」と、このシューズがゴルファーのパフォーマンスを上げるという自信を持っている。
日本でも発売は12月上旬予定。製品の問い合わせは、NIKEカスタマーサービス(0120-645-377)まで。
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