渋野日向子が米ツアー予選会へ　「やっとスタート地点」の持つ意味 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

開幕前日には笑顔も見えた（撮影：ALBA）

＜Qシリーズ 事前情報◇1日◇マグノリアグローブ（米アラバマ州）◇クロッシングズC（6664ヤード・パー72）、フォールズC（6643ヤード・パー71）＞

来季の米国女子ツアー出場権をかけた予選会の最終決戦、「Qシリーズ」が現地時間の2日に開幕する。ここで4日間合計72ホールが行われ、上位70位タイまでの選手が来週9日から始まる4日間72ホールへと進む。そんな合計144ホールの長丁場に挑むのが、渋野日向子だ。

大一番へ 渋野日向子、古江彩佳の表情は？【Qスクールフォトギャラリー】

2年前の8月に行われた「全英AIG女子オープン」で海外試合初出場初優勝を決め、米ツアーメンバー入りも可能だったが、当時はこれを見送った。国内で地力をつけたいという理由からだったが、コロナ禍に見舞われた昨年から米ツアー挑戦への思いが沸々と湧き、ついにその舞台を目指す予選会を迎える。

「いまは楽しみな気持ちで一杯ですけど、明日からは緊張するだろうなと思うし、コースも日本と違って手強いなという思いはあります」。気持ちの高ぶりとともに、冷静さと警戒心を忘れずに臨むことになりそうだ。

この予選会に照準を合わせ、ここまで技術やフィジカル面に加え、コースマネジメントやクラブセッティングにも工夫を凝らしてきた。そんな取り組みを結果につなげるための予選会。「やっとスタート地点に立てる場所に来た」と話すとおり、渋野にとっては、ここが米ツアーへの“リスタート”の場となる。