【卓球技術】ペンホルダー必見!ツッツキの基本を覚える上で意識するポイント
2021.11.03 文:加藤拓也コーチのYouTube KATO卓ちゃんねるより
ペンホルダーにとってツッツキは非常に大事な技術です。シェークとはまた異なっている部分があり、ペンならではのツッツキのメリットもあります。
「これができると試合が変わる!脱中級者講座」の第9回では、基本的なツッツキのコツと練習法を、加藤コーチの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。
【加藤拓也(かとう たくや)】京都府・洛東高等学校から京都産業大学を経て、現在は天王山卓球スクール北山店でコーチを務め、子どもから大人までを幅広く指導する。戦型は右利きの中国式ペンホルダーでフォア表ソフト、バック裏ソフト。中学生から卓球を始めながら、全国大会出場経験も持つ。自身の個人チャンネルであるKATO卓ちゃんねるでは、中ペン、表ソフトの技術をメインに練習や試合の動画を多く配信している。(写真提供:本人)このページの目次
- [10 【連載】これができると試合が変わる!脱中級者講座 加藤拓也コーチ編]()
ペンホルダーのツッツキ
加藤拓也(以下、加藤):今回お伝えしていく技術は、ペンホルダーのツッツキです。今回はそのやり方を解説します。
特に表ソフトの選手はツッツキを効果的に使うことで、相手の逆を突いたり詰まらせて次のボールに結びつけられることができるので、是非覚えていただきたいです。
フォアツッツキのポイント
加藤:ここからは、フォアツッツキのポイントを解説していきたいと思います。
1.グリップ
加藤:フォアツッツキをする上で大事にしてもらいたいポイントの1つ目はグリップです。基本のフォアと同じ持ち方で、親指と中指で軽く挟むようにラケットを持ち、面を作ります。
相手のボールによって角度が多少ずれることはありますが、面を作る基本的な角度は45度を目安にしてもらうと良いです。
2.ラケットの先端寄りから入る
加藤:2つめのポイントとしてはラケットの先端寄りから入るということです。
ただし、やりすぎるとラケットが台に対して真っ直ぐ入ってしまいますが、これはあまり良くありません。ラケットを少し斜めにして先端のやや左から入れてあげることを意識しましょう。
3.体の方向を打つ方向に向ける
加藤:3つめのポイントとしては体の方向を打ちたい方向に向けるということです。逆モーションとなると話は変わってきますが、基本的な技術を覚える上では、ある程度打ちたい方向に体を向けて腕が真っ直ぐ出てくる、という形が大事です。
練習動画2:35~
## フォアツッツキの打つポイント
加藤:打つポイントは基本的には体の前です。基本を覚えるときには、足をあまり動かさずに真っ直ぐにボールを飛ばす感覚を掴むことが一番大切です。
感覚ができてからレシーブや足を使う練習に移ると良いです。ボールの下に右足を入れて、体の前で打てるように合わせます。
体の向きが違っていたり手を伸ばしながら打ったりすると、ラケットを振ってしまってボールの飛び方が不安定になってしまうので気をつけましょう。
加藤:ここからは、バックツッツキのポイントを解説していきたいと思います。
1.グリップ
加藤:バックツッツキをする上で大事にしてもらいたいポイントの1つ目、これもグリップです。
ペンホルダーのバックショートの時は親指を外しますが、ツッツキでは基本的に親指を外さないようにしましょう。ショートで親指を外すのは面が上に向いてしまわないようにするためですが、ツッツキの時は面が上を向いても大丈夫なので親指と中指に意識を向けてツッツキを行いましょう。
2.当たる場所
加藤:2つめのポイントは、ボールがラケットに当たる場所です。ラケットの先端で真ん中よりもやや右側に当てるように意識しましょう。
3.体の向き
加藤:3つめのポイントは、体の向きです。
意識する点は基本的にフォアと同じで、打ちたい方向に体を向けて腕を真っ直ぐ出すようにすることが大切です。ラケットを振るのではなく突いてあげることを意識しましょう。
練習動画5:43~
## バックツッツキもボールが落ちる場所に注意
加藤:フォアツッツキと同様にまずは感覚を掴むことが大切です。慣れてきたら、ボールが落ちる場所に右足を合わせる練習をしてミスを減らします。
ここで注意したいのは、足が体と一緒に前に出てしまいやすいということです。右足を先に場所に置いてからボールを飛ばすことを意識しましょう。
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