最高の一瞬『プレースタイルも父親似』

 

第104回全国高校サッカー選手権大会も感動的なシーンが見られました。

神奈川県の日大藤沢高校2年の中村龍剛(ナカムラ リュウゴ)選手は初の全国大会出場となりました。父親はJリーグ・川崎フロンターレでプレーしていた中村憲剛さんで、大会前から注目されていました。

私が取材したのは3回戦と準々決勝。いずれも試合会場は川崎フロンターレのホームスタジアムで使われている「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」でした。2回戦から登場した日大藤沢は、岡山県の岡山学芸館に2-0で勝利し、3回戦は宮城県の聖和学園と対戦。中村選手は2回戦では先発していましたが、この試合はベンチスタート。初めて会ったとしても父親を知っていれば、ベンチの中にいる中村選手をすぐに見つけられるほど顔が似ています。

1-1の後半14分に中村選手が交代で出てきました。ポジションは父と同じミッドフィルダー。神奈川県予選大会では背番号7を付けていましたが今大会では父と同じ14番を付けていました。

なんとプレースタイルも父親似で、オフザボールの動きや味方への声のかけ方、正確なパスを蹴るところなど、ファインダーをのぞきながら憲剛さんのプレーイメージが重なりました。

観客席からは父・憲剛さんの応援歌を龍剛選手に代えた歌が耳に入ってきました。

この試合、中村選手は守備でもチームに貢献し2-1で勝利しましたが、準々決勝では今大会で優勝した鹿児島県の神村学園との対戦し、1-4で敗戦となりました。

来年度は3年生。またこの舞台で活躍する姿を見たいと感じました。
 

 

 

高橋 学(たかはし・まなぶ)
1975年、福島県福島市生まれ。東京ビジュアルアーツ写真学科でスポーツフォトを専攻。1996年より(有)ジャパンスポーツで実績を重ねてフリーランスに。現在はサッカー、フットサル、陸上、フィギュアスケートなど様々なスポーツを取材している。