
河村勇輝(写真:ZUMA Press/アフロ)
NBAのシカゴ・ブルズと2WAY契約を結んでいる河村勇輝がGリーグで無双状態となっている。
2月13日のグランドラピッズ・ドライブ戦で16得点8アシスト10リバウンド2スティール、2月12日のグランドラピッズ・ゴールド戦でキャリアハイとなる34得点を含む16アシスト、8リバウンドを記録。
Gリーグでの平均スタッツは16得点10.2アシスト4.8バウンドとハイレベルなものとなっている。
NBA挑戦2年目の河村はGリーグでトップクラスの実力者に
NBA挑戦1年目となった昨シーズンは、グリズリーズと2WAY契約を結びハッスルの一員としてGリーグ24試合に出場した。
平均31分の出場で12.4得点7.7アシスト、2.6リバウンドという好スタッツを残したわけだが、今シーズンのスタッツは前述した通り16得点10.2アシスト4.8バウンドとなっており、主要スタッツすべてで昨シーズンを大きく上回っている。
すでにGリーグトップクラスのガードと言っても過言ではなく、NBAの本契約が現実的な目標となったといえるだろう。
NBA本契約を掴むための課題はターンオーバー数、3ポイント、フローター
現在2WAY契約選手としてプレーしている河村だが、いつまでもこの契約を継続することはできない。
2WAY契約はNBA経験4年未満の若手選手が対象となり、契約期間は最長2年間という縛りがある。
そのため、河村には決して多くの時間が残されているわけではない。
現在のようにGリーグで圧倒的なスタッツを残しながらも、ブルズの試合に帯同する際には少ないプレー時間の中で結果を残す必要があるわけだ。
残念ながら今のままでは本契約を掴める可能性は低いだろう。
ターンオーバー数が若干多く、ディフェンスにおいて「身長の低さ」という弱点がある以上、それ以外の部分でさらなる成長が必要不可欠だといえる。
NBAの試合に出場した際の3ポイントの成功率はグリズリーズ時代が30.4%、ブルズの一員としては30.8%とあまり成長を示せていない。
この数値を最低でも35%以上にしなければ、「河村は3ポイントに難あり」というイメージが付いてしまうだろう。
そして3ポイントの改善と共に取り組まなければならないのが、「フローター(ボールを押し出すようにするレイアップシュートでブロックされにくい特徴がある)」のスキルだ。
鋭いドライブでゴールに近づいたとしても、NBAの場合そこには2メートル以上の選手が(Cの場合210㎝以上の選手も)待ち構えている。
そんなサイズの大きい選手を相手に得点を奪うスキルこそがフローターであり、河村はこれを高精度にしなければならない。
元々使っていたスキルではあるが、激しいプレッシャーの中ではどうしても精度が落ちてしまう。
河村は今後3ポイントシュートと共にフローターの精度向上にも取り組み、得点力を向上させなければならない。
もしも双方のスキルが伸びれば、強みであるアシスト能力がより活きるようになり、本契約を掴める可能性も必然的に高まるはずだ。
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