
<ミラノ・コルティナ五輪2026 日程:2026/2/6 ~ 2/22 場所: ミラノ、 コルティナ・ダンペッツォほか>
2月6日から、ミラノ・コルティナ五輪2026が開幕する。
今大会、ノルディック複合日本代表には北京五輪でメダルを獲得した渡部暁斗ら日本のトップ選手が選出されている。
本記事では、そんなミラノ・コルティナ五輪2026ノルディック複合日本代表選手を紹介する。
渡部 暁斗(わたべ あきと)

写真:渡部暁斗/提供:REX/アフロ
2026年ミラノ・コルティナ五輪のノルディック複合において、日本選手団の精神的支柱として、そして競技人生のすべてを懸けた「集大成」の舞台に挑むのが渡部暁斗である。17歳で初出場した2006年トリノ五輪から数えて、日本冬季五輪史上最多タイとなる6大会連続の出場。長年にわたり日本のエースとして君臨し続けてきた「キング・オブ・スキー」は、今シーズン限りでの現役引退を表明し、最後の夢舞台へと向かう。
渡部の強さは、ジャンプの爆発力とクロスカントリーの粘り強い走りを高次元で融合させた安定感にある。2014年ソチ、2018年平昌での個人銀メダル、そして2022年北京での個人・団体銅メダルと、3大会連続でメダルを獲得してきた実績は、世界の複合史においても稀有な輝きを放つ。
今季はW杯通算300試合出場という金字塔を打ち立て、衰え知らずのタフネスを証明。ベテランとなった今もなお、理想の滑りと走りを追求する探究心は尽きることがない。
「ミラノで奇跡を起こしたい」と語る37歳のレジェンドが狙うのは、これまでのキャリアで唯一手にしていない五輪の「金メダル」だ。長年競い合ってきたライバルたち、そして自らの背中を追ってきた山本涼太ら次世代の選手たちと共に、イタリアの地で最後の火花を散らす。
不屈の精神で走り続けてきた鉄人のラストランは、日本スポーツ界の歴史に刻まれる感動的なフィナーレとなるに違いない。
山本 涼太(やまもと りょうた)

写真:山本涼太/提供:Action Press/アフロ
2026年ミラノ・コルティナ五輪のノルディック複合において、日本チームの「新たな主役」として金メダル争いの中核を担うのが山本涼太である。2022年北京五輪の団体銅メダリストであり、今大会はエースとしての真価が問われる2度目の夢舞台となる。
山本の最大の武器は、世界トップクラスと称されるジャンプの爆発力にある。前半のジャンプで首位に立ち、後半のクロスカントリーで粘り強く逃げ切るのが彼の必勝スタイルだ。特に今シーズンは、課題であった走力の強化に重点を置き、世界ランキング上位をキープ。2026年1月に行われた国スポ(国民スポーツ大会)でも優勝を飾るなど、心身ともに最高の状態でミラノへと乗り込む。
長年背中を追い続けてきたレジェンド・渡部暁斗が今期限りでの引退を表明する中、山本は「暁斗さんの横で笑っていられるような存在でありたい」と、共に表彰台に上がる決意を語っている。
次世代のリーダーとして、そして「山本涼太節」と称する独自の攻めの姿勢を貫く28歳。イタリアの地で誰よりも高く飛び、誰よりも速く駆け抜け、日本複合の新しい時代の扉をこじ開けようとしている。
谷地 宙(やち そら)

写真:谷地宙/提供:Action Press/アフロ
2026年ミラノ・コルティナ五輪のノルディック複合において、日本チームの「勢い」を象徴する存在として、2大会連続の夢舞台に挑むのが谷地宙(日本航空)である。岩手県出身の25歳は、2022年北京五輪では個人種目に出場するとともに、団体銅メダルを獲得した先輩たちの姿を間近で支え、「次は自分が主役として表彰台に立つ」という強い決意を胸に4年間を駆け抜けてきた。
谷地の持ち味は、しなやかな跳躍を生み出すジャンプの技術と、課題であった走力の向上によって得たレース終盤の粘り強さにある。早稲田大学時代に北京五輪を経験し、卒業後は日本航空のアスリート社員として競技に専念。2025年の世界選手権やW杯でも着実に上位争いに加わる実力を示し、JOCの「ネクストシンボルアスリート」にも選出されるなど、次世代のリーダーとしての期待を一身に背負っている。
今大会では、長年日本を牽引してきた渡部暁斗、そして爆発力のある山本涼太と共に、日本複合「三銃士」の一角として金メダル獲得を目指す。北京で味わった歓喜と、自身が個人戦で味わった悔しさのすべてを糧に、成熟した滑りを見せる若き力。ミラノの地で、憧れの先輩たちと肩を並べて最高の色を追い求める彼の飛躍は、日本複合の未来を明るく照らし出すものとなるだろう。
2026年ミラノ・コルティナオリンピック ノルディック複合男子日本代表
渡部 暁斗(わたべ あきと)
山本 涼太(やまもと りょうた)
谷地 宙(やち そら)
2026年ミラノ・コルティナオリンピック ノルディック複合競技日程
個人ノーマルヒル(NH)/10km
2月11日(水)18:00〜:ジャンプ 競技ラウンド
2月11日(水)21:45〜:クロスカントリー 10km 決勝
個人ラージヒル(LH)/10km
2月17日(火)18:00〜:ジャンプ 競技ラウンド
2月17日(火)21:45〜:クロスカントリー 10km 決勝
団体スプリント(2×7.5km)
2月19日(木)18:00〜:ジャンプ 競技ラウンド
2月19日(木)22:00〜:クロスカントリー 2×7.5km 決勝
※いずれも日本時間
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