「MLB」ベッツ&フリーマンが来季のドジャースにとって不安要素になる可能性も

ムーキー・ベッツ(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

ムーキー・ベッツ(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
MLB2連覇を達成させたロサンゼルス・ドジャースだが、3連覇に向けて不安要素が存在する。

それがベッツとフリーマンだ。

共にリーグMVPに輝いたこともあるレジェンドでありドジャースを象徴する選手ではあるが、来シーズンに向けては不安要素となる可能性がある。

近年成績が低迷しているベッツ

ベッツは言わずと知れたMLBのスーパースターだが、昨年は不振に悩まされた。

2018年には首位打者とリーグMVPとなり、これまでシルバースラッガー賞も7回も受賞しているが、昨シーズンに限っては打率.258とチームを牽引する存在にはなれなかった。

33歳と徐々に身体的な能力が落ち始める年齢なだけに、来シーズン序盤もこの不調を引きずるようならばドジャーズ打線のつながりが弱まってしまうことだろう。

本塁打も全盛期は30本以上が当たり前だったが、昨季は20本だった。

そして盗塁数も8個のみと打撃以外の部分での貢献度も低下しているのが気になるところだ。

負傷と年齢的な部分で不安が大きいフリーマン

フリーマンはベッツと同じくMLB屈指のスーパースターではあるが、こちらも来季に向けて不安が大きい。

36歳という年齢を踏まえれば間違いなく身体能力は下降線を辿っており、足首や手首、肋骨などを痛めた経緯がある。

オフシーズンとなった現在もコンディションは思わしくなく、開幕までに万全な状態に戻らない可能性も高い。

打率こそ.295と良い成績を残したが、シーズン後半は不調に陥る期間もあり、盗塁数も怪我の影響から6個止まりだった。

もしもシーズン序盤も不調が続くようならば、ドジャース打線のレベルも低くなってしまうだろう。

大谷翔平も二刀流を再開させてからは肩の怪我の影響もあり盗塁数が少なくなっている。

爆発力はあれど走力といった面でドジャースは他チームよりも劣る。

そういった点を踏まえれば、「走力のある高打率が期待できる野手」を獲得すべきかもしれない。

ブレイク・スネルや山本由伸、タイラー・グラスノー、大谷翔平、佐々木朗希、エメット・シーハン、ギャビン・ストーンなど先発投手のレベルが高いだけに、リリーフ陣の補強と走れる高打率打者の獲得ができれば3連覇の可能性も自然と高まるだろう。