
レブロン・ジェームズ(写真:AP/アフロ)
12月2日、NBA「ロサンゼルス・レイカーズ対フェニックス・サンズ」の一戦が行われ、108-125でサンズが勝利した。
7連勝中と勢いに乗っていたレイカーズだったが、この完敗によって抱えている不安要素が露呈したといえるだろう。
不安要素①「ドンチッチのセルフィッシュさ」
ドンチッチは現在平均35.3得点でNBAの得点ランキング1位となっており、その得点力は圧倒的だ。
それゆえにレイカーズのオフェンスのファーストオプションとなっているわけだが、時折りセルフィッシュになりすぎてしまう傾向にある。
38得点を挙げたサンズ戦では、26本中15本のFGを決め11リバウンドを記録したが、ターンオーバーを9回も記録するなどネガティブな面も露呈した。
良くも悪くもドンチッチ次第と言えるため、コンディションが安定しなくなるシーズン後半になればチームは不安定になっていくはずだ。
ドンチッチ自身が得点王を視野に入れている可能性はあるが、オースティン・リーブスやエイトン、八村塁、レブロンなど得点力のある選手も揃っているため、アシストの意識を強める必要があるといえるだろう。
視野の広さやパスの上手さも兼ね備えているだけに、今後ドンチッチの意識が変化していくことを期待しよう。
不安要素②「レブロンの衰え」
「キング」と呼ばれた男もさすがに40歳を超えたことで衰えが顕著になってきている。
このサンズ戦でも10得点を挙げ2桁得点記録を継続することはできたが、そのプレーレベルは明らかに低くなってきている。
オフェンス面での衰えもあるが、特に目立つのはディフェンス面だ。
しっかりと自コートに戻っていればサンズの速攻を防げた場面もあり、それ以外にも相手のオフェンスのスピードについていけない(ついていく体力が残っていない)ケースもあった。
12月30日で41歳となるだけに、今後さらに体力面やキレといった面では厳しくなっていくはずだ。
レイカーズ自体は好調であるため高確率でプレーオフ進出できるが、NBAチャンピオンを目指すといった意味では大きな不安要素であるといえるだろう。
レイカーズの次戦は12月5日、トロントラプターズ戦となる。
連敗となるか、再び調子を取り戻し勝利を掴み取るのか、注目だ。
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