
富永啓生(写真:アフロスポーツ)
11月9日、B1リーグ第9節「レバンガ北海道対滋賀レイクス」の一戦が行われ、108対99でレバンガ北海道が勝利した。
レバンガ北海道の富永啓生はキャリアハイ更新となる25得点を挙げるなどチームの勝利に貢献した。
7本の3ポイントを決めその成功率が77.8%に達するなど、実力の違いを示した。
無双状態で次々と3ポイントを決めた富永啓生
富永は第2クォーター開始早々ステップバックからのショットで3ポイントを決めると、続けてドワイト・ラモスのアシストから2本目を決める。
第3クォーターに入っても富永のスリーは止まらない。
島谷怜のアシストからこの日3本目となる3ポイントを沈めると、続けてステップバックからの3ポイントを沈め4本目。
第3クォーターにも5本目となる3ポイントを決めるなど、完全に「無双状態」へと突入する。
圧巻だったのは最終第4クォーター残り4分から。
滋賀レイクスの西田陽成からのタイトなマークをものともせず体勢を崩しながらもこの日6本目の3ポイントを決めた。
そして残り2分40秒の場面。
リードはしているものの4点差とまだまだ勝敗の行方が分からない大事な場面だったが、西田の完璧とも思えるタイトなディフェンスとブロックを斜め後ろに流れながらも決めてみせた。
3ポイントラインの外からタフショットを決めたことにより、レバンガの勝利の確率を一気に高めた。
まさに試合の勝敗を決めたシーンだといえるだろう。
富永は3ポイント以外にもジョン・ハーラーへの2本のアリウープパスやフェイダウェイで得点を決めるなど何度も会場を沸かした。
個人としての上手さはもちろん、ハーラーやその他主力選手との連携もかなり高まっており、コンディションさえ崩さなければ今後もB1リーグ屈指のSGとして結果を残せるはずだ。
B1リーグの得点ランキングでは、日本人選手で唯一20位以内に入っている。(20位、平均17.4得点)
毎試合徹底マークされるため3ポイントシュートの成功率は34.5%と低めとなっているが、この滋賀レイクス戦の爆発によって今後勢いに乗ってプレーできるはずだ。
まずは平均得点を18点台、3ポイント成功率を40%台に乗せておきたいところだろう。
レバンガ北海道の次戦は11月12日に行われる佐賀バルーナーズ戦となる。
チーム自体も現在3位と好調だが、富永個人の活躍にも注目だ。
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