
<ACNチャンピオンシップ 2日目◇7日◇三木ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7004ヤード・パー71>
37位から出た石川遼は4バーディ、2ボギーの「69」とスコアを伸ばし、トータル3アンダーの23位タイに浮上した。初日の「70」とスコアは1打差だが、ティショットが安定し、内容はそれ以上に良化。週末はビッグスコアも期待できそうだ。
「悪いティショットではなかったんですけど、ちょっと不運みたいなところはありましたね」。1番パー4のティショットは右のバンカーに入り、アゴの近くという厳しい状況。2打目はほぼ横に出すだけとなり、3オン1パットのボギーという滑り出しとなった。
前半はその後も耐える展開。「流れは全く来なかったんですけど、来ないなりに悪い方にも行かなかったので、それが後半に繋がったと思います」。難しいアウトとスコアを伸ばしたいインというのは開幕前から口にしてきたコースの特徴。前半をしのいだことで、後半はしっかり流れをつかんだ。
4つのバーディはいずれもティショットで1Wを握ったホール。10番パー4は残り100ヤードから、14番パー4は残り40ヤードからいずれも1.5メートルにつけてのバーディ。パー5の12、18番はいずれも1W、3Wで花道付近まで運んで、アプローチを寄せた。
ティショットは初日のラウンド後の練習で修正。「初日は左、左だったので、自分のタイミングで打てるように修正しようとして、それができたかなという感じ。最後はちょっともたなかった感じもあったんですけど、なんとかやれました」。昨年の今大会は予選落ち。より厳しいセッティングとなった今年、しっかり予選をクリアしたことは手応えに繋がっている。
「あとはボギーを少なく抑えられたらなと思います。今日もボギーが1つなら3アンダー、ボギーがなければ4アンダーで回れていたので、その辺りのスコアでプレーできたら、かなりいいゴルフなんじゃないかなと思います」。もうひとつのボギーは16番パー4。フェアウエーからの90ヤードという状況から12メートルのパットを残し、3パットを喫した。こうしたもったいないボギーを減らすことができれば、大きくスコアを伸ばすこともできるはず。安定したティショットを維持できれば、首位との7打差はまだまだ射程圏内だ。
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