
渡邉雄太(写真:アフロ)
開幕から4節が終了し盛り上がりを見せているBリーグだが、今シーズンは日本人選手の得点争いに注目が集まっている。
日本代表の富永啓生(レバンガ北海道)と渡邊雄太(千葉ジェッツ)の2人は開幕から得点を量産しており、抜群の人気があるだけでなく選手個人としての実力も日本人トップクラスであることを証明している。
抜群の存在感でBリーグを盛り上げている富永と渡邉
NBAに挑戦した昨シーズンからプレー時間を増やすために日本でのプレーを選択した富永は、レバンガ北海道で確かな存在感を放っている。
平均17.7得点、FG成功率42.0%、3P成功率26.5%、2.4リバウンドという数字を残しており、日本人選手では得点ランキングトップに立つ。
身体能力がモノをいうバスケットバールだけあって得点ランキング上位は助っ人外国人選手が占めている状態だが、それでも富永は20位以内に日本人選手として唯一入っている。
毎試合激しくマークされ簡単には得意の3ポイントを放つことはできないが、それでもタフな3ポイントをいくつも決めるなど5位と好調なレバンガを牽引しているといえるだろう。
対する渡邊雄太は昨シーズンから日本に復帰したが、怪我により思うようなプレー時間を得られなかった。
しかし、今シーズンは開幕をコンディションの良い状態で迎えられており、千葉ジェッツの開幕ダッシュの原動力となっている。
平均15.6得点、FG成功率41.0%、3P成功率39.6%、5.3リバウンドと素晴らしいスタッツを残しており、存在感も抜群だ。
夏に行われた日本代表のアジアカップに参加せず身体作りに専念したことが、現在の好調を生み出しているといえる。
同じく日本代表の比江島慎が平均10.1得点であることを踏まえれば、富永と渡邊がいかに素晴らしい活躍を見せているかがわかるだろう。
まだシーズンは始まったばかりだが、日本人得点ランキングでは富永と渡邉の2人が最後まで争い続けるのではないか。
日本代表のジョシュ・ホーキンソンも安定した活躍を見せている。(現在平均15.0得点)
果たして誰が日本人得点ランキングのトップでシーズンを終えるのか、各選手の今後のプレーに注目だ。
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