渋野日向子、予選落ちに涙 「技術的にも、精神的にも全然ダメ」

渋野日向子は決勝へ駒を進めることはできなかった(撮影:GettyImages)

<ロッテ選手権 2日目◇2日◇ホアカレイCC(ハワイ州)◇6566ヤード・パー72>

現在のポイントランキングは102位。渋野日向子にとって“シード権”獲得圏内となる80位以内浮上へ向け、重要な戦いだったが、トータルイーブンパーとしてカットラインに1打及ばなかった。

6番でボギーが先行し、続く7番でダブルボギーを叩いて序盤からつまずいた。その後は2つのバーディを奪ったものの、スコアは「73」とした。

取材に応じた渋野は涙ながらに「技術的にも、精神的にも全然ダメですし、それ以前の問題でもあると思う」と、振り返った。

「どこか1個でも入ってくれればよかったかなと思います」。フェアウェイキープ率は85.7%(12/14)、パーオン率は72.2%(13/18)と高水準だったが、30パットを要しグリーン上で苦戦。さらに、「アイアンショットがタイミング合わなくて、左に行っちゃう場面も多かったです」と課題も口にした。

悔しさを胸にハワイを後にすることになったが、来週は日本ツアー「スタンレーレディスホンダ」に出場する。「このままでは結果は出ないと思う。試合中は無心になれるように頑張りたい」と、声を震わせながらも視線を前に向けた。

渋野にとって残された大会は、最終戦の1つ前にあたる11月の「アニカ・ドリブン by ゲインブリッジ at ペリカン」の見込み。シード圏内80位(カテゴリー1)、あるいは準シードとなる100位以内(カテゴリー11)を目指し、厳しい戦いが続くが「早く気持ちを切り替えたい」と涙をぬぐった。