ディフェンディング大会に挑む安田祐香 ドローを打つために「左に振り抜きます」ってどういうこと?

安田祐香がドローを打つポイントを教えてくれた(撮影:佐々木啓)

きょう開幕する「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」。昨年の本大会で悲願の初優勝を遂げた安田祐香に、自身のスイングで気を付けているポイントを教えてもらった。

「私はドローを打つために、左に振り抜くようにしています。その方がフェースにボールが乗るんです。

ドローを打つためにはインサイド・アウト軌道で振らないとダメと思っている方もいるかもしれません。ただ、私はインサイド・アウト軌道で振ると、体から手が離れて右にすっぽ抜けるような球が出てしまいます。

だから、その場でクルンと回り、左に振り抜くようにしているんです。頭を少し右に残すように振れば、体が突っ込んでカット打ちになったり、フェースが被り過ぎることもなく、ドローが打ちやすくなりますよ」(安田)

6月の「宮里藍 サントリーレディス」以降トップ10入りはないものの「嚙み合わないことが多いですけど、ゴルフ自体はいい方かな」と話す安田。初めての”防衛戦”でどのようなプレーを見せてくれるか楽しみだ。

■安田祐香
やすだ・ゆうか/7歳からゴルフを始め、小学3年生から坂田塾に入塾。アマチュア時代からJGAナショナルチームに選出されるなど活躍し、2019年にプロテスト合格。昨年の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で念願のツアー初優勝を挙げ、今年4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」にて2勝目を挙げた。NEC所属。

◇ ◇ ◇

群雄割拠の女子プロで完成度の高いスイングをしているのは? 関連記事「女子プロの“スイング完成度”ランキング」でトップ10を発表!