
米国女子下部エプソン・ツアーは、先週行われた「マーフィー・USA・エルドラド・シュートアウト」をもって全20試合のうち19試合が終了した。残すは「エプソン・ツアー選手権」のみ。1週間のオープンウィークを挟み、10月2日から4日間の日程で行われる。
その大会が終われば、ポイントランキングに基づき、来季レギュラーツアーに昇格する選手が決定する。現在、累計1847.472ptで4位につけている原英莉花は、「ワイルドホース女子ゴルフクラシック」での優勝後、ランキング15位以内が確定し昇格が決定していたが、最終戦を待たずしてランキング10位以内になることが確定した。
原は11位のチャン・ユンセン(中国)との差は835.806pt。最終戦の優勝ポイントは650ptで、加算しても原のポイントを上回ることはない。
米女子ツアーの出場優先順位はカテゴリーごとに決定。レギュラーツアーのポイントランク80位までの選手が最上位の『カテゴリー1』に割り振られる。
エプソンからの昇格といっても、そこには“2階層”がある。今年の規定に当てはめると、ランキング10位までは『カテゴリー9』、11~15位は『カテゴリー16』に入る。『カテゴリー9』の優先順位は104~115位で、昨年のQシリーズを突破した山下美夢有らが入った『カテゴリー15』よりも上位に位置する。第1回リシャッフルまでの出場権も、ほぼ約束される。
トップ15入りを当確させたとき、「良かったです。本当に…。日本ツアーのシードもありながらこのツアーを選んで、戦って来て。絶対にLPGA(米女子ツアー)に行きたいという気持ちがあったから、そういう選択をしたけれど、もうとにかく…良かったです!」とコメント。最終戦は有終の美を飾りたい。
また、最終戦後のランク上位80人が『カテゴリーA』の下部シード権を獲得する。
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