
ミケル・メリーノ、マルティン・スビメンディ(写真:ロイター/アフロ)
9月16日、CLリーグフェーズ第1節「アスレティック・ビルバオ対アーセナル」の一戦が行われ、0-2でアーセナルが勝利した。
70分過ぎまで0-0の状況が続く試合展開となったが、アーセナルは途中出場のガブリエル・マルティネッリとトロサールが得点を奪うなど層の厚さを見せつけた。
プレミアとCLのタイトルを本気で狙える戦力となったアーセナル
3シーズン連続でプレミアリーグ2位、CLではベスト16~4という成績が続き「強いクラブだがタイトルとは無縁のクラブ」といったイメージが定着してきているアーセナルだが、今季はそのイメージを払拭できるかもしれない。
ビルバオ戦で途中出場から値千金の得点を奪ったマルティネッリとトロサールは今夏移籍の可能性があったが、残留したことで選手層は欧州トップクラスとなった。
新戦力のビクトル・ギェケレシュやチュクノンソー・マドゥエケ、エベレチ・エゼの加入によりベンチスタートとなることが確実に増える2人だが、多くのコンペティションを戦い抜くアーセナルならば出場機会がほとんどないという状況にはならないだろう。
現在エースのブカヨ・サカやキャプテンのマルティン・ウーデゴール、カイ・ハヴァーツらが負傷離脱中だが、それでも注目の若手選手であるイーサン・ヌワネリがほとんど出場機会が与えられないほど選手層は厚い。
また、攻撃陣の強みばかりクローズアップされがちだが、中盤の新戦力として加入したマルティン・スビメンディのクオリティの高さも特筆すべきものだろう。
豊富な運動量やボール奪取能力、ゲームメイク力と欧州屈指のアンカーが加入したことでアーセナルの安定力は格段に良くなった。
そして層が薄いといわれてきたCBに関しても1500万ユーロ(約26億円)で獲得した21歳のクリスティアン・モスケラがレギュラークラスの安定感を発揮しており、これにより穴のないチームが完成したといえるだろう。
プレミアリーグでもCLでもリバプールの存在が大きいが、それでも今季はどちらかのタイトルに手が届く可能性があると言っても過言ではない。
果たしてこの勢いのままシーズンを戦いきり、悲願のビッグタイトルを獲得できるのか。
今後のアーセナルの戦いに注目だ。
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