「世界陸上」村竹ラシッドが110mハードルで決勝進出!メダル獲得も期待できる素晴らしい走りを披露

写真:村竹ラシッド(JAL)/提供:アフロ

写真:村竹ラシッド(JAL)/提供:アフロ

9月16日、東京2025世界陸上の男子110mハードル準決勝が行われ、村竹ラシッドが13秒17を記録し第3組2位で決勝進出を決めた。

15日に行われた予選で13秒22の記録で5組2位という記録で準決勝進出した村竹ラシッドだが、準決勝も危なげなく通過した。

世界陸上3連覇中のグラント・ホロウェーといきなり予選で同じ組に入ったが、なんと準決勝でも同じ組となった。

日本記録である12秒92は決勝でもメダルを狙える記録となるだけに、期待感が高まる。

世界陸上でメダル獲得の可能性がある村竹ラシッド

パリ五輪で5位入賞の村竹ラシッドは、今年8月には日本記録となる12秒92という異次元の走りを見せている。

この記録は今季世界2位の記録であり、持てる力を発揮できれば世界陸上でメダル獲得も狙えるはずだ。

元々ハードルの入り方が上手く空中動作がスムーズという強みがあったが、ここ数年は筋力もUPしており、順調に記録を伸ばしてきている。

すでに日本人初となる12秒台を叩き出しているが、そのポテンシャルを踏まえれば12秒80台も夢ではないだろう。

26歳のサニブラウンは年齢的に絶頂期であり、今後五輪や次の世界陸上にも出場できる可能性は高いが、23歳の村竹ラシッドは次世代の陸上界のアイコンとしても期待される。

女子では17歳の久保凛が次世代のアイコンとして台頭していくため、村竹ラシッドがメダル争いできるレベルで競技を続けていければ陸上界もさらに盛り上がっていくはずだ。

この110mハードル準決勝では村竹ラシッドだけでなく野本周成も準決勝進出を果たし、第1組3位と素晴らしい走りを見せたものの、惜しくもタイム順で決勝進出を逃した。

繰り上げで準決勝進出となった泉谷駿介は野村と共に第1組に出場したものの、気持ちが強く出過ぎてしまったのかハードルに引っ掛かり転倒し決勝進出とはならなかった。

果たして村竹ラシッドは男子110mハードル決勝でどのような走りを見せてくれるのか。

そして悲願のメダル獲得なるか、注目しよう。