
山本由伸(写真:AP/アフロ)
9月13日のジャイアンツ戦で7回10奪三振1失点と好投した山本由伸だが、打撃陣の不調により勝利には結びつかなかった。
今季11勝を挙げている山本は勝利数ランキングでナ・リーグ12位タイとなっているが、防御率に関しては2.66のナ・リーグ3位と抜群の成績を残している。
ナ・リーグのサイ・ヤング賞も狙える今季の山本
今季ここまでカーショーと共にドジャースのエースとして活躍してきた山本だが、残りの数試合でもこれまで通りの投球ができればサイ・ヤング賞受賞も夢ではない。
実際に8月6日にMLB公式が発表したサイ・ヤング賞ランキングでは4位にランクインしており、日本人選手初となる受賞への期待が高まる。
ライバルとなるのはパイレーツのポール・スキーンズとフィリーズのクリストフェル・サンチェス、ブリュワーズのフレディ・ペラルタか。
スキーンズは23歳ながら防御率1.92と圧倒的な成績を残している。
所属チームのパイレーツはチーム平均打率.232でナ・リーグ中地区最下位となってることから勝利数は伸びていないが、投球内容的にはサイ・ヤング賞を狙えるはずだ。
サンチェスは13勝5敗と安定した勝利数を維持していて、防御率も2.57と山本の数値を超えている。
ペラルタも16勝6敗と大きく勝ち越しており、防御率も前述した3人に次ぐ2.69の4位となっている。
この4人にニック・ピベッタやザック・ウィーラー、ローガン・ウェブらが絡んでくる流れか。
MLBのレギュラーシーズンは残り15試合程度であることを踏まえれば、最後の2回~3回の登板で勝利数と防御率の成績を伸ばした投手がサイ・ヤング賞をモノにする可能性もある。
それが山本由伸であれば最高だ。
3試合連続で勝利を掴めていない山本だが、いずれの試合も10奪三振1失点と圧倒的な成績を残している。
防御率をさらに下げながらも打撃陣が奮起し山本に勝利をプレゼントできれば、可能性は間違いなく高まる。
もちろんポストシーズンの活躍にも期待だが、やはりサイ・ヤング賞が受賞できるかは日本人ファンとしては気になるところだろう。
果たして日本人選手初となるサイ・ヤング賞受賞なるか。
今後の山本に期待しよう。
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