
【メットライフ生命女子Fリーグ2025-26】バルドラール浦安ラス・ボニータス 6-3 アルコ神戸(9月6日/バルドラール浦安アリーナ)
9月6日、メットライフ生命女子Fリーグ2025-26シーズンの第8節が行われ、バルドラール浦安ラス・ボニータスとアルコ神戸が対戦。神戸は3-6で敗戦を喫した。
試合後、加藤正美監督と伊藤沙世が記者会見に出席した。
取材=伊藤千梅
編集=柴山秀之
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ポジティブなこともある
●加藤正美監督|アルコ神戸
──試合の総括をお願いします。
まず、このようなたくさんのお客さんがいる会場でプレーできたことはすごくありがたいことですし、ポジティブなことです。本当に浦安の運営のみなさま、ありがとうございました。
ゲームについては、立ち上がりは自分たちのリズムの中でプレーできたと思っています。トレーニングした部分がうまくハマりましたし、選手たちがうまく体現してくれました。ただ、その後ズルズル下がってしまい、セットプレーでの失点が重なりました。点を取らせたくないタイミングで浦安さんのセットプレーのうまさや決め切る力によって、リズムが相手に傾いてしまったかなと思います。
来週はホーム開催での2試合が待ち構えているので、ネガティブにならずに次のゲームに向けて気持ちを切り替えたいです。もちろん反省点はありますが、次戦はもっといいゲームができるようにしていきたいと思います。ありがとうございました。
──実際、前半は引き下がることなく積極的に攻めるシーンもありました。そこは監督の指示があったのか、選手の意識の部分かどっちでしたか?
監督の指示ですね。
──具体的にはどういった指示を?
アルコ神戸のチームのスタイルは、基本的に前からプレスをかけて、ボールを奪って点を取るものです。最初の時間帯は、前からプレスをかけて奪い、ショートカウンターで手数をかけずに点を取りたいと考えていました。
──手応えは感じていましたか?
そうですね。
──第2ピリオドに入って守備ラインが下がったり、攻撃でピヴォに収まらない場面が見られました。これについてどう感じていますか?
相手は第1ピリオドの途中からシステムを変えてきました。前からプレスにいって背後を取られるのを防ぎたかったのが理由です。そこからの浦安の定位置攻撃に関しては、自分たちにはパワーもあり、勇気をもって出られるので、意図をもって守備のラインを下げましたね。
攻撃に関してはもう少しピヴォで収めたかったですね。ただピヴォだけではなく、2人組のアクションやスペースアタックを意図的やるといいかなと思っていました。まだそこがハマっていなかったと感じています。
──残り2分のパワープレーについてですが、ラストパスの精度が課題でしょうか?
1点でも近寄るためにもう少し早く仕掛けるタイミングもあったとは思いますが、ファイナルシーズンなどの状況も含めて、あの時間帯でのパワープレー開始を決めました。
相手のファーストラインが高かったので、斜めのパスが狙いでした。ただそこで少し上に浮いたり、慌ててしまったり、そういうところの技術はまだまだ足りないかなと感じてます。
──今日の敗戦で今シーズン2敗目となりました。今はどのように受け止めていますか?
勝ち点を取れなかった結果はネガティブではあります。ただ、昨シーズンのファイナルシーズンや全日本選手権の試合から、できたことも何個かありました。
残りのリーグ戦の中でしっかり勝ち点を積み上げて、ファイナルシーズンに向けて浦安やSWHレディース西宮など負けた相手に対して、次は取り返せるようにやりたいと思っています。
──まだまだ優勝は諦めていない?
もちろん。まったく諦めていません。
──次節からは2試合ホーム開催となります。どんな意味をもたせて次の試合に臨みたいですか?
ホームゲームでいろいろな準備をしてくださる人やスポンサー、周りで動いてくださる方がたくさんいるので、そういう方たちの力を借りてホームでしっかり勝ち点を取ることが自分たちの役目です。
しっかり修正して、前を向いて次節も戦いたいです。
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追いつかれて流れが変わってしまった
●伊藤沙世|アルコ神戸
──試合を振り返って。
今までの試合では立ち上がりが課題でしたが、この試合は立ち上がりに3点を先に取ることができたので、良かったと思います。
ただ、第2ピリオドでは、セットプレーから失点してしまい、集中力やコミュニケーションが課題だと感じました。次節はホームゲームなので絶対勝てるように頑張りたいと思います。
──立ち上がりは良かったですが、流れの変わるきっかけは感じましたか?
第2ピリオドの立ち上がりに3-3に追いつかれたころで、流れが一番変わってしまったと思います。その次も失点をしてしまったことで、さらに流れが変わってしまいました。
──何か浦安の変化を感じましたか?
第1ピリオドでは、前からプレッシャーをかけたり、引いたりしましたが、徐々に対策されている感じはありました。また、自分たちのコミュニケーションのズレは生じてしまった部分もありました。
──この西宮戦、浦安戦の2試合の敗戦で感じたことはありますか?
自分的にはこの2試合で走り負けていたとは感じていません。もっと個人スキルを練習から磨いて、2人組の連携、シュートの質などを高めていき、ファイナルシーズンで当たった時は勝てるように頑張りたいと思います。
──次節に向けて意気込みをお願いします。
2試合負けてしまいましたが、ホーム戦は応援してくださるみなさまや準備をしてくださる方が見に来てくれます。なので絶対に勝って終わりたいと思います。
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