
はじめまして。
NPO法人日本卓球療法協会理事長の長渕晃二と申します。
私は長年、介護・福祉やまちづくりに携わってきましたが、そのいずれにも卓球が活きることはたくさんありました。
そこで本連載「子どもに卓球を広めるには」では、わたしのこれまでの経験などを交えながら、どうすれば子どもに卓球を広められるのかを全4回にわたって探っていきます。
第3回では、「子どもを集めるイベントとは」というテーマでお話しさせていただきます。
>>シニア世代からの卓球入門 第1回:卓球のおもしろさと連載のねらい
子どもを集めるイベントの例

子どもが参加できる卓球を冠したイベントは、すでに各地で行われているので、ここでは世代交流イベントや家族参観イベント、あるいは一般のイベントに卓球に関わるブースもあるという方法を紹介します。
世代交流イベント
卓球経験のない親世代・祖父母世代や、卓球している子の兄弟で卓球していいない子に、ごく自然に関心を持っていただける機会を作り、卓球のおもしろさを体感していただくと良いでしょう。
卓球経験のない親世代・祖父母世代や、卓球している子の兄弟で卓球していいない子に、ごく自然に関心を持っていただける機会を作り、卓球のおもしろさを体感していただくと良いでしょう。
次回の第4回の記事で紹介する様々なおもしろいやり方も参考になります。
なお、後述のイベントと比べると、集客ほかイベント企画の手間はかかりますが、まちづくりにもつながる点は良いと思います。
家族参観イベント
卓球場の場合は、ジュニアチームの家族参観日を設け、ジュニアの子によるショーを披露するのも良いでしょう。
普段の練習見学や試合観戦とは違い、特に卓球していない兄弟を巻き込むことを主目的にします。
カット対ドライブ、ロビング対スマッシュのショーはウケると思います。
もちろん、卓球バレーや卓球ホッケーも入れると家族も参加でき、卓球未経験の子も経験者にたちうちできるので良いと思います。
一般のイベントでのブース
市民まつり、福祉まつり、ユニバーサルスポーツイベント、その他、多くの人が集まるイベントに、子どもが参加しやすいブースを設けます。
内容は次回の記事を参考にしてみてください。
たまたま行ったイベントに、おもしろそうなブースがあると、ちょっとやってみようという気になる人もいます。景品もあればなおさらです。
卓球に全く興味のない子の入り口になればと思います。
なお、この方法の利点は、イベント自体のPRは主催者がやってくれるわけですが、しかし、ブースの呼び込みは自分たちでやる必要があります(お誘い上手の人がいると良いですね)。
筆者プロフィール:長渕晃二(ながぶちこうじ)


NPO法人日本卓球療法協会理事長。NPO法人日本ピンポンパーキンソン理事。明治学院大学大学院修了(社会福祉学修士)。短大・専門学校での教員・卓球顧問や福祉施設での卓球経験あり。現在有料老人ホーム、デイサービス、介護予防サロン、メンタルクリニックで卓球療法を行う。著書は『コミュニティワーカー実践物語』(筒井書房)、『卓球療法士テキスト』『卓球療法入門』(サイドウェイズ)ほか。
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