初優勝の小斉平優和、ヘッドは5社ミックスもウッドシャフトは小6からフジクラ【勝者のギア】

ツアー初優勝を挙げた小斉平優和の14本をチェックしよう(写真は関西オープン)(撮影:佐々木啓)

<Sansan KBCオーガスタ 最終日◇31日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7293ヤード・パー72>

国内男子ツアーの最終日は、1打差4位タイから出た小斉平優和がスコアを5つ伸ばし、トータル19アンダーでツアー初優勝を挙げた。小斉平は昨年大会で香妻陣一朗とのプレーオフでティショットを3回ともOBに入れ敗戦。悲劇を乗り越え1年越しのリベンジを果たした。

ボールはタイトリストと契約を結んでおり、その他の使用クラブは下記のように、PING・テーラーメイド・ヨネックス・タイトリスト・オデッセイと5社を組み合わせた14本となる。また、小斉平がジュニア時代から使用シャフトをサポートするフジクラのツアー統括担当者は感慨深げに下記のようにコメント。

「ドライバーは2024年の開幕戦からシャフトは変わっていません。その時のヘッドはピンの『G430 LST』でしたが、オフに色々テストして落ち着いたようです。以前は『Speeder 757 EVOLUTION4-X』を使用し、ヘッドはテーラーメイド『M2』の組み合わせを相当気に入っていたのですが、最近はヘッドも数種類試してマッチするものが見つかったようです。

『ベンタスTR BL』は全体にしなって大きく動かないところが『EVO4』と感覚が近いのか、3Wも一時期探していいものが見つかったのですが、コースによって使い分ける。あまりクラブは試さず気に入ったものを長く愛用する選手で、小6からサポートして中1~2と2年続けて弊社推薦でつるやオープンにも出た選手。初優勝はとても嬉しいです」(飯田浩治氏)

また、最終ホールのティショットに関して小斉平は「昨年まではドローで右のバンカーを越そうと打っていたが、今年はフェードで狙っていきました。昨年よりも緊張はしていませんでした」と振り返った。

【小斉平優和の優勝ギア】
1W:ピン G440 LST(10.5°ベンタスTRブルー6X)
5W:テーラーメイド STEALTH 2(18°ベンタスブルー8X)
7W:テーラーメイド STEALTH 2(21°ベンタスTRブルー9X)
4I~PW:ヨネックス EZONE CB301
A,SW:タイトリスト Vokey Design SM10(50.08F,54.08M)
LW:タイトリスト Vokey Wedge Works(58K)
PT:オデッセイ Ai-ONEジラフビーム#7
BALL:タイトリスト Pro V1x