
三笘薫(写真:新華社/アフロ)
北中米W杯までおよそ10ヶ月となり、日本代表は今後新戦力の発掘の意味合いよりも「チーム戦術の熟成」の意識を高めていく流れとなる。
9月のアメリカ遠征(9月6日のメキシコ戦、9月10日のアメリカ戦)に関しては守備陣の負傷者の多さから新戦力のテストの意味合いも強まるが、攻撃陣に関してはよりW杯本番を意識した取り組みとなるはずだ。
日本代表において2つの選択肢がある三笘の起用ポジション
日本代表は過去に「4-2-3-1」のフォーメーションを多用してきたが、近年では「3-4-2-1(守備時5-2-2-1)」を基本としている。
日本のエースである三笘薫は左WBと左シャドーの2つのポジションで起用されてきたが、北中米W杯にむけどちらかのポジションで固定させるべきではないか。
もちろん、W杯本番で試合残り15分の時点で負けている状況の際に三笘をシャドーからWBに移動し、攻撃的なシャドーの選手を一枚追加するといった戦い方は想定できるが、試合のスタートから後半途中までの基本となる戦い方は固めておくべきだろう。
WBで三笘を起用する場合、前にスペースのある状態でボールに触れることができるため三笘の突破力が存分に活かせるのも事実だ。
ブライトンでプレーし続けていることで守備力も向上しているため、当然ながら最も現実的な選択肢となる。
そしてもう1つの選択肢がシャドーでの起用だ。
日本代表では上田綺世もしくは小川航基、町野修斗のいずれかがCFで起用されることが濃厚だが、シャドーはそのCFの後方に位置するポジションとなる。
左右のシャドーのうち右のポジションは久保建英が有力となっている。
三笘はこの左のシャドーでもプレーできる。
シャドーではWBのように自陣深くまで守備で戻る必要がなく、基本的にはプレッシングのみで体力の多くを攻撃に割ける。
三笘個人の攻撃力をより発揮できるポジションであるといえるのだ。
サイドに張る機会が少なくなる分、三笘の良さが出ないのではといった意見もあるが、プレミアリーグにおいて外に張るだけでなく中に絞ってプレーする機会も増えていることから、全く問題ないだろう。
久保と三笘がゴールに近い位置でプレーする形こそ、最も相手チームにとって危険となるはずだ。
どちらのポジションでプレーさせるかを北中米W杯直前で決めてしまうと、チームの成熟度といった面で不安が残る。
少なくとも半年前(11月の国際親善試合2連戦)頃までに決めておくことがベストな選択肢となるのではないか。
果たして森保監督は三笘のポジションをどちらかに固定するのか。
それともW杯本番でもどちらのポジションでも先発起用できるような流動性を持たせるのか。
今後の判断に注目だ。
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