
藤田譲瑠チマ(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
9月に行うアメリカ遠征(メキシコ戦、アメリカ戦)を行うサッカー日本代表だが、現在負傷者が続出している。
特に負傷者が多いポジションの1つが「ボランチ」だ。
北中米W杯が行われる地で試合ができるだけに非常に重要な遠征となるため、メンバー入りを狙うボランチの選手にとっては最大のチャンスといえるだろう。
守田英正と田中碧の招集なしが濃厚に
CBのポジションにおいても町田浩樹や高井幸大、板倉滉など負傷者が多くなっているが、ボランチのポジションでも同様の状態となっている。
スポルティングの守田英正は8月23日のナシオナル戦で32分に途中交代し、その後負傷していることが判明していた。
リーズの田中碧も8月23日のアーセナル戦で右膝を痛め途中交代。
内側側副靱帯の負傷により数週間の離脱とファルケ監督が説明した。
この2人が直近の試合で負傷交代となっているため、アメリカ遠征では代わりとなる選手を招集することになるだろう。
ボランチの主軸は遠藤航と佐野海舟となるだろう。
W杯アジア最終予選のインドネシア戦で抜群の相性であることが判明したため、今後はこの2人がボランチのスタメン候補筆頭となるのではないか。
アメリカ遠征での残りの2枚はこれまであまり起用できなかった選手や新戦力となる。
筆頭となるのはザンクトパウリの藤田譲瑠チマか。
ブンデスリーガ開幕節でもスタメンフル出場しており、高確率で今回のアメリカ遠征に招集されるはずだ。
出場機会が得られ良いプレーができれば田中碧のライバルとして今後も序列に加わることができるだろう。
もう1人は、旗手玲央か。
WGやシャドー、サイドバックでもプレーできる旗手は、ボランチとしても優秀な選手だ。
W杯のメンバーの中に旗手のようなユーティリティなタイプの選手がいれば、森保監督も非常にありがたいはずだ。
このアメリカ遠征でボランチでも一定以上のクオリティでプレーできることをアピールできれば、本大会でも4番手(もしくは他のポジションもこなせるユーティリティな5番手)として選ばれる可能性もあるだろう。
鎌田大地もボランチとしてプレーできるだけに、藤田と旗手のどちらかが今回のアメリカ遠征に選ばれない可能性もある。
アメリカ遠征に臨む日本代表メンバーの発表は28日の13時からを予定している。
果たして藤田譲瑠チマと旗手玲央は招集メンバーに選ばれるのか、注目だ。
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