
グリーン周りの寄せは、「ウェッジの使い方を知っているか知らないか」が成否を分ける大きなポイントだ。今回はバンカー越えと砲台グリーン下からウェッジを上手く使って打つ方法を紹介。国内メジャー優勝経験者の“業師”五十嵐雄二にその方法を教えてもらった。
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砲台グリーン下やバンカー越えは、フワッと球を上げることが大切です。柔らかい球を打つポイントは、打ちにいかずにウェッジの重さを利用して振り下ろすこと。上げようという意識が強いと手先に力が入ってしまい、強い球が出ることがあります。
ヘッドの重さを感じながら、手元を先行させて始動し、その動きにつられてヘッドが後から動いてくるイメージで振ってみましょう。切り返しも手元先行で右手人差し指の腹にグリップがぶつかる感覚を覚えてください。クラブに振られる感覚がつかめると思います。球を打つ前に右手一本でバンスを地面にぶつける素振りをするといいでしょう。
また、この2つの場面は距離感も非常に重要な要素です。打つ前に落とし所を見ながら、右手素振りをすると、距離感がつかみやすくなりますよ。
■五十嵐雄二
いがらし・ゆうじ/ 1968年生まれ、埼玉県出身。24歳でプロ入りし、2009年の『日本ゴルフツアー選手権』で初勝利。プロ18年目、40歳で日本タイトルを獲得した。ツアー通算1勝。O.E.F所属。
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