岩井明愛が日本勢最上位12位発進 “目玉”も跳ね返す7バーディ「いいプレーができた」

岩井明愛が日本勢トップで初日を終えた(撮影:GettyImages)

<スタンダード・ポートランドクラシック 初日◇14日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6497ヤード・パー72>

欧州3連戦を終え、本土に戻ってきた米国女子ツアー。日本勢9人が出場する今大会で、岩井明愛が日本勢最上位となる首位と3打差の5アンダー・12位と好発進を切った。

吉田優利らとともにアウトコースからスタート。「今日はいいプレーができたと思いますね」と納得の一日。2番パー3でバーディ先行、5番パー5で2オン2パット、さらに8番から後半10番にかけて3連続バーディと、スコアを伸ばしていった。

11番パー4では116ヤードのセカンドを残し、「ビットウィーンのクラブの距離で大きめにピッチングを持って抑えようと思ったショットが、ちょっとミスショットになってしまって」。ボールはバンカー傾斜の“目玉”となり、結果はダブルボギー。それでも続く12番、さらに17番でバーディを奪い、ダボを帳消しにした。

11番のトラブルはあったものの、終わってみれば7つのバーディで「67」の好スコア。「バーディもすごい取れていたし、ショットもいい感じになりつつあるので。割と思い切って振っていけた1日かなと思います」と振り返った。

数字もその言葉を裏付ける。「ティショットもよかった」と語る通り、フェアウェイキープ率は71%(10/14)、パーオン率は83%(15/18)といずれも高水準。ショット好調で「パー5でも狙えた」と、4つあるパー5のうち3つでバーディを奪うロングホール攻略が光った。

メジャー2戦を含む欧州3連戦では「ISPS HANDA スコットランド女子オープン」の16位が最高位。少し前までスイングの感覚に違和感があったが、それも「だんだん今、掴めてきたところ」だという。

初日とはいえ、再び日本勢の活躍を予感させる好スタート。「残りあと3日間あるので。変わらず自分のプレーに集中して、気を付けるとこで気を付けて回れたらいいかなと」と、このスコアに満足せず残りの戦いに備え気を引き締めた。