
写真:板倉滉(提供:picture alliance/アフロ)
8月8日、ボルシアMGに所属する日本代表DF板倉滉をオランダの強豪アヤックスが獲得したと『ESPN』など複数メディアが報じた。
移籍金は1000万ユーロ(約17億円)プラス200万ユーロ(約3億4000万円)の出来高払いで、4年契約(1年延長OP付き)となっている。
背番号も「4」に決まり、主力CBとして期待される。
CL出場で大きく経験値が伸ばせる板倉
アヤックスはオランダリーグ(エールディヴィジ)の強豪として知られるクラブとなっている。
エールディヴィジを28回制しCL(チャンピオンズカップ時代を含めると)も4回制している。
近年では2020-2021と2021-2022シーズンでリーグ連覇しており、昨季も2位でフィニッシュしたことから今季のCLグループステージからの参戦も決定している。
日本人選手は欧州の多くのクラブに移籍しプレーしているが、これまでアヤックスでプレーした日本人はおらず、板倉がクラブ史上初の日本人選手となる。
アヤックスの主力CBはユーリ・バース(22)とヨシプ・シュタロ(25)のみで、その他はU-21代表経験の若手CBが複数人いるのみとなっていることから、板倉は即戦力として起用されるはずだ。
北中米W杯まで1年となったこのタイミングでの移籍はリスクもあるが、出場機会が激減する可能性もあまりないため、デメリットよりもメリットの方が大きいといえるだろう。
特にCLに出場できるという点は、板倉にとってかなり大きなメリットとなる。
板倉はこれまでエールディヴィジやブンデスリーガでプレーしてきたが、まだCLでプレーした経験がない。
北中米W杯が行われる直前のシーズンで最高峰の舞台となるCLが経験できるのは、日本代表にとってもポジティブな要素となるだろう。
グループステージを勝ち進みリバプールやパリ・サンジェルマン、レアル・マドリード、バルセロナ、インテルといったトップオブトップのクラブとの真剣勝負が経験できれば、間違いなく選手としてさらに成長できる。
DFリーダーとして期待されていた冨安健洋が長期離脱によりW杯に出場できるか微妙となっていることを踏まえれば、板倉がDFリーダーとしてプレーする可能性は高いだろう。
最高峰の戦いを知るCBがいることで、W杯本番のDFラインの安定感は確実にUPするはずだ。
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