
八村塁(写真:AP/アフロ)
ロサンゼルス・レイカーズに所属する八村塁だが、新シーズンはこれまでのキャリアで最も活躍する1年になる可能性が高い。
昨シーズンプレーオフ1回戦で敗退したレイカーズだが、NBAチャンピオンを目指せる戦力が整っており八村も3ポイントでオフェンスに貢献できるはずだ。
その理由を挙げてみよう。
ドンチッチの肉体改造が八村の3ポイントに好影響をもたらす
ドンチッチといえばふくよかな体型であることで知られているが、新シーズンの彼はどうやら違うようだ。
食事制限やトレーニングを徹底させており、シーズン前にしてすでに引き締まった身体へと変化している。
最新号の『Men's Health』では鍛え抜かれスリム体型となった姿が確認できる。
このドンチッチの肉体改造によって一緒にプレーするレイカーズの選手たちは良い影響を得ることだろう。
昨季途中でレイカーズに加入しレギュラーシーズン28試合の出場で28.2得点、8.1リバウンド、7.5アシストという数字を残したドンチッチだが、今回の肉体改造によってさらに高い数字を叩き出す可能性がある。
相手チームはドンチッチへのマークを厳しくせざるをえないわけだが、そうなればそれ以外の選手がフリーになる瞬間が必然的に増えることになる。
八村はNBAでもトップクラスの「3&D(スリーポイントとディフェンスの両方をハイレベルにこなす選手)」となってきているが、ドンチッチにマークが集まれば八村の3ポイントがより活きてくるはずだ。
213㎝のビッグマンであるディアンドレ・エイトンの加入も八村にとって好影響をもたらすだろう。
ドンチッチからエイトンというホットラインが開通すれば、よりコーナーで待つ八村がフリーになる確率が上がるはずだ。
2021-2022 平均11.3得点、3P%.447
2022-2023 平均13.0得点、3P%.337(ウォリアーズ)、平均9.6得点、3P%.296(レイカーズ)
2023-2024 平均13.6得点、3P%.422
2024-2025 平均13.1得点、3P%.413
このように、2022-2023を除き八村は高い3P成功率を誇るプレーヤーだ。(NBAの平均は約36%であるのに対して、八村は40%を超える成功率を誇っている)
昨シーズンの3Pランキングでは、ステフィン・カリーが45.6%と1位になっており、10位の選手も43.1%と高い成功率となっている。
八村は新シーズンでこのランキングに入るほどの成績を残す可能性もあるだろう。
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