
写真:ウーデゴール(ロイター/アフロ)
欧州屈指のビッグクラブとして知られるアーセナルだが、実は2003-2004シーズン以降プレミアリーグで優勝していない。
2005年以降はマンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、マンチェスター・シティ、レスター、リバプールが優勝を経験しているが、ビッグクラブであるアーセナルは優勝争いには加わるものの栄冠を逃し続けている。(現在3シーズン連続で2位)
FAカップは2005年以降4度優勝しているが、王者という印象はない。
しかし、今夏の補強成功によりアーセナルに黄金期が訪れる可能性がある。
アーセナルは王者リバプールに対抗できる唯一のクラブか
2025-2026シーズンの本命は、間違いなくリバプールだ。
今夏の移籍市場の目玉だったフロリアン ヴィルツ(22)の獲得に成功し、フランクフルトからヒューゴ・エキティケ(23)、レバークーゼンからジェレミー・フリンポン(24)も獲得。
昨季首位を独走し勝ち点10差を付けて優勝したチームがさらに戦力を増したことで、新シーズンも優勝候補筆頭となっている。
しかし、アーセナルはそんなリバプールに唯一対抗できるクラブだといえる。
レアル・ソシエダからスペイン代表MFマルティン・スビメンディ(26)を獲得し、チェルシーからノニ・マドゥエケ(23)、ブレントフォードからクリスチャン・ノアゴール(31)も獲得している。
さらに長らく問題視されてきたCFのポジションもヴィクトル・ギェケレシュ(27)の獲得によって解決した。
噂されるエベレチ・エゼ(27)の獲得が実現すれば、リバプールに匹敵する(もしかしたら上回る)チーム力となるかもしれない。
盤石の体制が整うアーセナルだが、とりわけハイレベルなのは右サイドの陣容だ。
ウーデゴール、サカ、ヌワネリという世界屈指の右サイドが完成
右WGはエースのサカが君臨していて、右MFにはキャプテンのウーデゴールがいる。
しかし、アーセナルにはイーサン・ヌワネリ(18)という次世代のスター選手が育ってきている。
昨季37試合に出場し9得点2アシストを記録しており、今後バルセロナのラミン・ヤマル(18)のようにクラブのアイコンとなれる逸材だ。
ビッグクラブは試合数が非常に多いが、サカとウーデゴール、ヌワネリの3人によるハイレベルなローテーションが可能となるため、シーズンを通して脅威を示し続けられる。(スペイン代表MFミケル・メリーノもウーデゴールのローテーション、マドゥエケもサカのローテーションとして起用可能)
CFのギェケレシュがシーズンを通して良いコンディションをキープできれば、プレミアリーグ優勝だけでなく悲願のCL優勝を成し遂げる可能性もあるだろう。
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