3年ぶりV! パーオン率1位の高橋彩華がゾッコンの中空アイアンとは?

「ニチレイレディス」でも2位に入り好調をキープする高橋

「宮里藍 サントリーレディス」でトータル16アンダーで逃げ切り、3年ぶりの2勝目をつかんだ高橋彩華。その翌週の「ニチレイレディス」でも2位タイに入り好調をキープ。パーオン率1位(23日現在)に立つ愛用アイアンについて直撃してみた。

高橋は6I~PWでミズノの中空モデル『Mizuno Pro 245』に、シャフトは『TRAVIL 85S』を組み合わせている。『Mizuno Pro 245』は、フェースの中心部を厚く周辺部を薄くしたミズノ独自のフェース肉厚設計を採用して、高い反発力を実現したモデル。また、前作よりも重心を低く、重心深度を深く設計することで、高い打ち出し角も確保している。マッスルバックのような外観だが、やさしさと飛距離を両立させている。

「上がりやすくてとにかくやさしいです。スピン量よりも高さが出る感じがしますね。顔はスタンダードな大きさだと思いますね。ミスしても飛距離が落ちないし、打感もいいと思います。中空っぽくないです」と高橋は絶賛する。

『TRAVIL 85S』もやさしさに貢献しているようだ。「あのシャフトもいいですよ。カーボンがしなり戻って球が上がってくれます。勝手に拾ってくれる感じ。アイアンに求めるのは、とにかくやさしさです」。

フジクラの広報は『TRAVIL』シャフトの特徴を以下のように説明する。「カーボン素材の中に金属素材が先端に入り、ゴム素材も全体に入っています。先端がスチール並みにしっかりしておりヘッドが暴れません。また、中元調子で手元がしなって入射角がゆったりになる。結果、落下角度が大きくなるのが最大の特徴です」。

常に安定したショットを目指す高橋にとっては、やさしく高弾道の球が打てるアイアンはまさに信頼する相棒と言える。高いパーオン率を誇るショットを中継で見るのも面白いだろう。

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