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戸上隼輔/篠塚大登ペア、日本勢64年振り悲願の金メダルを獲得<世界卓球2025>

<ITTF世界卓球選手権2025ドーハ大会 日程:5月17~25日 場所:ドーハ(カタール)>

5月25日、世界卓球2025ドーハ大会は大会最終日を迎え、全種目が終了。全種目で優勝者が決定した。

男子ダブルス決勝戦では、戸上隼輔(井村屋グループ)/篠塚大登(愛知工業大)と林昀儒(リンユンジュ)/高承睿(ガオチェンルイ・チャイニーズタイペイ)が対戦。第1ゲーム序盤は戸上/篠塚ペアが先行するも、中盤で林/高ペアが逆転。そのまま連続ポイントを重ね、11-6で林/高ペアが先取。

第2ゲームは、戸上/篠塚ペアが一気に4点リード。林/高ペアに追い上げる隙を与えることなく戸上/篠塚ペアが攻め立て、11-5で取り返す。勝負の第3ゲームは競り合いからスタートするも林/高ペアが抜け出し、追い上げる戸上/篠塚ペアを振り切って11-7で奪取。林/高ペアが勝利に王手をかける。

第4ゲームは中盤まで接戦も、戸上/篠塚ペアが一度リードを奪うと、そのまま流れを掴んだ戸上/篠塚ペアが11-6でゲームを奪い返す。最終第5ゲームは、戸上/篠塚ペアが掴んだ序盤のリードをなんとか守り切り、6-5に。主導権を明らかにぎった戸上/篠塚ペアがそのまま連続ポイントで優勝に王手。

最後は、林/高ペアのフリックがオーバーミスとなり、戸上/篠塚ペアがフルゲームの激戦を逆転で制して見事勝利。戸上/篠塚ペアが世界卓球という最高の場で、世界一を勝ち取った。世界卓球の男子ダブルス競技での金メダル獲得は、実に64年振りの快挙となった。

男子ダブルス決勝

林昀儒(リンユンジュ)/高承睿(ガオチェンルイ・チャイニーズタイペイ)2-3 戸上隼輔(井村屋グループ)/篠塚大登(愛知工業大)〇
11-6 / 5-11 / 11-7 / 6-11 / 6-11

女子ダブルス決勝戦では、快進撃を続ける国際ペアのソフィア・ポルカノバ(オーストリア)/ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)と王曼昱(ワンマンユ)/蒯曼(クアイマン・中国)が対戦。第1ゲーム前半戦は互角の戦いになるも、中盤で王/蒯ペアが一気に流れを掴み、連続ポイントで王/蒯ペアがゲームを先取。

第2ゲームでは、完全に流れを掴んだ王曼昱/蒯曼ペアが前半戦から大きく先行し、そのまま猛追するポルカノバ/スッチペアから逃げ切りゲームを連取する。第3ゲームは、ポルカノバ/スッチペアも王曼昱/蒯曼ペアに必死に食らいつくも、地力を見せた王曼昱/蒯曼ペアが相手を封じ込み、11-5で奪取。

王曼昱/蒯曼ペアが決勝戦でストレート勝利を収め、見事勝利。王曼昱/蒯曼ペアが金メダルを獲得した。

女子ダブルス決勝

ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)/ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)0-3 王曼昱(ワンマンユ)/蒯曼(クアイマン・中国)〇
6-11 / 6-11 / 5-11

世界卓球2025最終結果

男子ダブルス

優勝:戸上隼輔(井村屋グループ)/篠塚大登(愛知工業大)

準優勝:林昀儒(リンユンジュ)/高承睿(ガオチェンルイ・チャイニーズタイペイ)

第3位:アレクシス・ルブラン/フェリックス・ルブラン(フランス)

第3位:フロリアン・ブーラッシード/エステバン・ドール(フランス)

女子ダブルス

優勝:王曼昱(ワンマンユ)/蒯曼(クアイマン・中国)

準優勝:ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)/ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)

第3位:張本美和(木下グループ)/木原美悠(個人)

第3位:申裕斌(シンユビン)/リュウ・ハンナ(韓国)

文:ラリーズ編集部

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