
男子単は王楚欽、女子単は孫穎莎が金メダル 互いに混合複との2冠を達成<世界卓球2025>
<ITTF世界卓球選手権2025ドーハ大会 日程:5月17~25日 場所:ドーハ(カタール)>
5月25日、世界卓球2025ドーハ大会は大会最終日を迎え、全種目が終了。各種目で優勝者が決定した。
男子シングルス決勝戦では、王楚欽(ワンチューチン・中国)とウーゴ・カルデラノ(ブラジル)が対戦。第1ゲームは勢いのあるカルデラノが先に3点差をつけて先にゲームポイントを握ったものの、王楚欽がそこから5本連続ポイント。一気に逆転し、第1ゲームは王楚欽が先取する。
第2ゲームは第1ゲームの流れが響いたのか、カルデラノが得点できず、王楚欽が10本連続で得点。そのまま王楚欽が2ゲームを連取する。しかし、第3ゲームはワールドカップを制したカルデラノが意地を見せ、リードを奪うと、迫る王楚欽を封じ込んで11-4でカルデラノが取り返す。
第4ゲームは、より一段ギアが上がった王楚欽が勢いに乗り、11-2でカルデラノをシャットアウト。そして第5ゲームはリードをする王楚欽をカルデラノが常に追いかけるも、王楚欽がしっかりと逃げ切り、ゲームカウント4-1で王楚欽が勝利。王楚欽が自身初の世界卓球男子シングルス金メダルを獲得した。
男子シングルス決勝
〇王楚欽(ワンチューチン・中国)4-1 ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)
12-10 / 11-3 / 4-11 / 11-2 / 11-7
女子シングルス決勝戦では、孫穎莎(スンイーシャ・中国)と王曼昱(ワンマンユ・中国)が対戦。第1ゲームは序盤に先行した孫穎莎がリードを保ち続けて逃げ切り、ゲームを先取。第2ゲームは、王曼昱が先行しつつの競り合いとなるも、最後はデュースで孫穎莎がゲームを連取する。
しかし、第3、第4ゲームは、王曼昱が一気にリードを掴むと、そのままの勢いで連取。勝負をイーブンに戻す。勝負の第5ゲームは一進一退の攻防となると、先に王曼昱がゲームポイントを握るも、覚悟を決めた孫穎莎が逆転してゲームを奪取。勝利に王手をかける。
第6ゲームは孫穎莎がリードを流れを掴むと、4点差をつけて孫穎莎がチャンピオンシップポイントを握る。しかし、そこからは王曼昱が3点をまくり、1点差とすると、次のプレーは、王曼昱がなんとか触ったボールがエッジボールとなり、デュースへ。そのまま流れがかわり、王曼昱が13-11で奪取し、勝負はフルゲーム突入する。
最終ゲームは、序盤は王曼昱が先行するも、意地を見せた孫が追いつき、最後は孫穎莎の6本連続ポイントで終結。フルゲームの激戦は孫穎莎に軍配が上がり、見事孫穎莎が金メダルを獲得した。
女子シングルス決勝
〇孫穎莎(スンイーシャ・中国)4-3 王曼昱(ワンマンユ・中国)
11-6 / 12-10 / 8-11 / 5-11 / 12-10 / 11-13 / 11-7
世界卓球2025ドーハ大会最終結果
男子シングルス
優勝:王楚欽(ワンチューチン・中国)
準優勝:ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)
第3位:梁靖崑(リャンジンクン・中国)
第3位:トルルス・モーレゴード(スウェーデン)
女子シングルス
優勝:孫穎莎(スンイーシャ・中国)
準優勝:王曼昱(ワンマンユ・中国)
第3位:陳幸同(チェンシントン・中国)
第3位:伊藤美誠(スターツ)
文:ラリーズ編集部
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