• HOME
  • 新着記事
  • 卓球
  • 張本美和、激戦の末アジア女王にリベンジ達成 伊藤、早田、大藤も4回戦へ<世界卓球2025>

張本美和、激戦の末アジア女王にリベンジ達成 伊藤、早田、大藤も4回戦へ<世界卓球2025>

<ITTF世界卓球選手権2025ドーハ大会 日程:5月17~25日 場所:ドーハ(カタール)>

5月21日、世界卓球2025ドーハ大会は大会5日目を迎え、女子シングルス3回戦が行われた。

女子シングルス3回戦では、張本美和(木下グループ)がアジア女王の金琴英(キムクンヨン・北朝鮮)と対戦。アジア選手権決勝では張本が敗戦しており、リベンジのかかる一戦。第1ゲームは金の粒高ラバーのボールをうまく処理した張本が先行し、そのまま逃げ切って張本が先取する。

しかし、第2ゲームは多彩な攻撃を見せた金が序盤で大きくリードを広げ、11-5でゲームを取り返す。第3ゲームは張本が中盤に流れを掴み、11-6でゲームを奪取。そのままの流れで第4ゲームも張本が奪い、勝利に王手をかける。

第5ゲームは中盤まで競り合うも、強気な姿勢を見せた金が2点ぼリードを守り切り、11-8で取り返す。第6ゲームは負けられない金が終盤で逆転。そのままゲームを奪い、勝負はフルゲームへ突入。

最終ゲームは開き直った張本が一気に6点差をつけると、追う金をシャットアウト。張本がフルゲームの末に金を破り、アジア選手権のリベンジを達成。見事4回戦進出を決めた。

伊藤美誠(スターツ)はナタリア・バヨル(ポーランド)と対戦。第1ゲームから競り合いになるも、伊藤が多彩なプレーを見せて一気に3ゲームを連取し、勝利に王手をかける。

しかし、第4ゲームはバヨルが11-9で奪うと、続けて第5ゲームもバヨルに奪われる。第6ゲームも最後まで接戦となるが、勝負強さを見せた伊藤が11-9で奪取。伊藤がゲームカウント4-2で勝ち切り、4回戦進出を決めた。

早田ひな(日本生命)はハナ・マテロワ(チェコ)と対戦。試合全体を通して互いに点数を取り合う展開となり、第1、第3ゲームは早田、第2、第4ゲームはマテロワが奪い、第5ゲームへ。

第5ゲームは中盤で抜け出した早田が奪い、第6ゲームはデュースまでもつれるも、最後は早田が12-10で奪取。ゲームカウント4-2で早田が勝利し、4回戦進出を決めた。

大藤沙月(ミキハウス)はサビーネ・ウィンター(ドイツ)と対戦。第1ゲームから大藤の展開となり、一気に3ゲームを連取。第4ゲームはウィンターにリードされる展開で試合が進むも、ギアを入れ直した大藤が逆転で奪い、ストレートで勝利。大藤が快勝で4回戦進出を決めた。

22日には、男女シングルス4回戦が行われる。

21日 日本選手試合結果

女子シングルス3回戦

〇大藤沙月(ミキハウス)4-0 サビーネ・ウィンター(ドイツ)
11-4 / 11-7 / 11-6 / 11-8

〇伊藤美誠(スターツ)4-2 ナタリア・バヨル(ポーランド)
11-7 / 11-9 / 11-9 / 9-11 / 2-11 / 11-9

〇早田ひな(日本生命)4-2 ハナ・マテロワ(チェコ)
11-7 / 7-11 / 11-7 / 9-11 / 11-6 / 12-10

〇張本美和(木下グループ)4-3 金琴英(キムクンヨン・北朝鮮)
11-8 / 5-11 / 11-6 / 11-7 / 8-11 / 8-11 / 11-3

22日 日本選手試合予定

女子シングルス4回戦

大藤沙月(ミキハウス)- レア・ラコバッツ(クロアチア)

伊藤美誠(スターツ)- 鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)

早田ひな(日本生命)- 石洵瑶(シシュンヤオ・中国)

張本美和(木下グループ)- 曾尖(ゼンジャン・シンガポール)

文:ラリーズ編集部

関連記事