330ヤード越えのビッグドライブで完全攻略? 河本力が見据える「20アンダー」

河本力が昨年の最終戦以来、今季初のトップ10以内で週末へ進む(撮影:佐々木啓)

<関西オープン 2日目◇16日◇日野ゴルフ倶楽部(滋賀県)◇7035ヤード・パー70>
 
日本最古のオープン競技で河本力が4バーディ・1ボギーの「67」をマーク。トータル8アンダー・暫定3位タイで2日目を終えた。

河本は「ティショットがストレスなく打てていて、全体的にストレスのないゴルフができている」と、安定したプレーに手応えを感じている。ティショットが安定することで、その後のショットやパッティングにも集中できると話し、「基本どのコースでもティショットをミスすると、そこから流れが崩れてしまうが、ここはティショットのルートがほぼ決まり切っているので、非常にやりやすい」とコースとの相性の良さを口にした。

また、「飛ばし屋が有利」と見られるコース設定についても、「ラフがかなり深くなっているので、外したら打てないぐらい深いので警戒しますが、フェアウェイからウェッジで狙える分、やはり飛距離のアドバンテージは大きい」と分析。第1ラウンドではドライビングディスタンス333.74ヤード(7番、10番が測定ホール)で1位を記録した。この日も323.17ヤードをマークしており、あす以降も飛距離を生かしたプレーでその優位性を示したい。

ただ、2日間のプレーを通して見るとまだまだ課題も浮かび上がる。「伸ばしきれていないし、OBや3パットなどやってはいけないミスで3打は損している」と、上位に位置しているが悔しさもある。「イージー」なミスを最小限に抑えられれば「20アンダーも狙える状態」と、さらなるスコアアップに自信をのぞかせた。

トップ10以内で週末に進むのは、昨年の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」(4位タイ)以来となる。「今年に入って初めての好位置での決勝ラウンド。すごく楽しみだが、やることは変わらない。好きなコースで、気持ちよくゴルフができている」と話し、週末のプレーを迎える。

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