THINK SPORTS『いろいろなスポーツ経験』

 

一般の大人で、複数のスポーツを普段からたしなんでいる、という人はどのくらいいるのだろうか。

日々の生活のなか時間的な制約もあるだろうから、ゴルフならゴルフ、テニスならテニス、ランニングならランニングだけと、ひとつのスポーツだけ続けている人も多いように見受けられる。

子どもの選手育成という観点では、複数のスポーツを経験することがその選手の能力向上に貢献するという話は、古くからいわれている。一方のスポーツで身につけた動作や技術が、他のスポーツで秀でるのに役立つケースが多くあるからだ。

また、一つのスポーツに絞ったトレーニング、試合だと、特定の筋肉が過剰に使われ、ケガのリスクが高まるという点もある。

こうしたことは選手育成だけでなく、大人のエンジョイスポーツにも大いに関係がある。例えばランニングや水泳などの有酸素運動系のスポーツと、テニスやゴルフなど技術系のスポーツを両方やれば、心肺機能や柔軟性、反応速度など、体の機能をバランスよく鍛えることになり、ケガのリスクも減らせるので健康に役立つというわけだ。

また、異なるスポーツで異なる技術が要求されるので、精神的にも多様な刺激があるし、飽きることなく楽しみ続けることにもつながる。

一つの競技を深く追求するというのが一般的だろうが、いろいろなスポーツを行うことには多くのメリット、魅力がある。

 

 

 

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